<開志のまなび>情報学部2年生「ユーザエクスペリエンス(UX)」演習をご紹介します。

UXとは、製品やサービスの利用を通じてユーザーが得る体験のことを意味します。情報学部2年生で開講「ユーザエクスペリエンス」【西川昌宏准教授】では、「楽しい」「心地よい」といった、よりよいユーザーの体験を提供するための理論とプロセスや手法に関する知識について学修。具体的には、UXデザインが求められる背景・基礎知識から、ユーザーの利用状況の把握、ユーザー体験のモデル化、コンセプトデザイン、製品・サービスづくりにいたるまでを講義と演習により体系的に学修します。

 

演習テーマは「情報学部の受験者を増やすためのUXをデザインする。」

演習では女性や留学生、県外生など、8つのグループに分かれ、テーマ(目的・ゴール)を達成するためのペルソナ(架空のユーザー像)の設定、ジャーニーマップ(ペルソナの行動やそれに伴う感情の動き)の作成、UXデザインコンセプトシート(アイデア実現のために整理するシート)の作成などを行い、具体的施策をまとめる演習に臨みました。学生は自らの受験体験を振り返ることで、あらゆるアイデアの創出を行いました。

 

「学生目線の大学紹介動画」、「オープンキャンパス参加特典グッズ」、「学生運営SNS」など様々な施策のプレゼンが。

▲(写真左上)担当教員:情報学部 西川昌宏先生、その他・情報学部学生

オンラインでの実施となった演習に試行錯誤しながらも、演習最終回では、学生はグループごとに考えた施策についてパワーポイントで作成した資料で8分間のプレゼンを披露。受験体験のある学生ならではの視点での発表が行われました。

▲発表資料の一部抜粋。

本演習を受講した学生からは、

『UXデザインでは、マーケティング的な視点に加え、データの分析だけでは得られないユーザーの無意識な行為や価値観をリサーチしなければいけないという点が難しかった。』、『将来ITエンジニアとして製品やサービスを創るときにすべての機能を作り込んで、結局誰からも使われない製品になってしまわないように、UXデザインを応用していきたい。』

といった振り返りがありました。

 


ICTの専門技術に加え、社会や経営などを複合的に学び、社会に役立つDX時代の人材を育成する情報学部。

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