<開志のまなび>「古町の観光」をテーマに、デザインの思考法で課題を解決。事業創造学部「デザイン・シンキング概論」発表会レポート

開志専門職大学ならではの学び方や特徴的な講義、学生の取り組みについてご紹介している<開志のまなび>。今回は、デザインの考え方を駆使して課題解決や新しい製品・サービスを生み出す手法を学ぶ講義「デザイン・シンキング概論」【担当:西川昌宏准教授】をご紹介します。

事業創造学部、情報学部で開講している「デザイン・シンキング概論」
今回の講義では「古町の観光」をテーマにした動画を見て、各グループがそれぞれ課題を抽出し、問題定義を行い、解決案を提案するための意見を出し合うグループワークを実施。グループごとに考えたアイデアをまとめ、メンバーによるアクティングアウト(寸劇スタイル)でプレゼンテーションを行いました。

まずは、題材となる動画を視聴してユーザーの行動を観察。実際の観光シーンを想定した動画の中からユーザーの問題を見つけ、課題を決定し、解決策のアイデアを出していきます。

題材となった動画には、実際に古町を観光で訪れたユーザー役として事業創造学部の市川昌史助手が出演。市川助手からは、講義の最後に学生の発表に対する講評を頂きました。

アクティングアウト(寸劇スタイル)で各班のアイデアを発表

学生からは「古町の店舗を利用するとポイントが貯まるアプリ」「学生が考案し、学生オススメのお店情報が載ったパンフレット」、動画の中でユーザーが古着店に入りづらそうにしていた…という事案を受けての「アパレル店への入りづらさを解消する『接客しません』看板」など、各グループで見つけた課題を解決するためのさまざまなアイデアが発表されました。プレゼンテーションでは、観光説明係、ユーザー役、店舗スタッフ役……等の役割に分かれ、チームワークを発揮した寸劇が行われ、講義の雰囲気を盛り上げました。

発表の後には、他グループの発表を見て、また自分たちの発表を終えて得た「気づき」をグループごとに話し合います。


▲付箋を並べ、感じたことを次々と書き出しながら整理していく、本講義ならではの様子。

 

発表を終え、市川助手からの講評では
「今回は私がユーザー役を務めましたが、商品開発をしているとユーザー目線が欠けてしまうこともあるので、ユーザーと一緒に何か新しいものを開発する体験ができるのは貴重なことだと思います。その視点を、これから会社設立実習等の実践的な授業に生かしていってください」
といったコメントがありました。

講義の最後には、西川昌宏先生からデザイン・シンキングのマインドセットについてお話があり「批判を恐れるな」「失敗は一つのプロセス」「別の視点からものを見る」……等の考え方から、アイデアを生み出す「創造」のテクニックやアプローチを学びました。

講義の様子は、今後もHPでご紹介していきます。

 

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