2022年6月10日(金)、事業創造学部2年次の科目「ビジネスプランの応用」(担当:古屋光俊教授)にて、株式会社TBM 代表取締役CEO 山﨑敦義様による特別講義が行われました。
「ユニコーン企業 株式会社TBM 山﨑社長の情熱起業教室!!」と題した今回の講義。株式会社TBMの事業内容や取り組みの紹介だけでなく、山﨑様が起業するに至った経緯や、CEOとして大切にしている考え方等について、幅広くお話いただきました。
世界が注目するユニコーン企業・株式会社TBM
株式会社TBMは、プラスチックや紙の代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」等の開発・製造・販売や資源循環ビジネスを行うスタートアップで、2011年に創業しました。 水や木といった貴重な地球の資源ではなく、日本にも豊富に存在する石灰石を主原料とする期待の新素材・LIMEX。環境に配慮しながらプラスチックや紙の代替製品を作れるとあって、世界的なテーマとなっているSDGsの観点からも注目されているユニコーン企業です。
講義は山﨑様の講演からスタート。TBMの創業に至った経緯、山﨑様を信じ共に事業に取り組んでくれたメンバーへの思いなど、さまざまなお話がありました。講演の終盤では、今まさにスタートアップやビジネスを学ぶ学生に向けて
「若さは財産。存分に使って、いろいろなチャレンジをして、苦労して、失敗して反省してまたチャレンジをして…を繰り返しながら成長していってほしい。そして、今日こうしてお話させてもらった皆さんといつか一緒に仕事ができたら嬉しいです」
と、熱いメッセージも頂きました。
挫折を乗り越える、心の切り替え方とは?
講演後は、学生の質問に山崎様が答えるフリートーク。学生から、たくさんの質問がありました。
学生「起業して10年経っても結果が出なかったというお話がありましたが、挫折をしそうな時に支えになっていたものはありますか?」
山﨑様「自分と一緒に戦ってくれている仲間とか、応援してくれている人に応えなければ、絶対に諦められないなという気持ちがエネルギーになって戦ってこれました。
僕も20歳で失敗した時は他人を恨むこともありました。でも、人のせいにして、被害者意識を持っているうちはなかなか前を向けない。全部自分の責任なんだと考えを改め、自分の方に矢印を向ければ、同じことを繰り返さないように自分を成長させよう!というマインドになれる。『自分に矢印を向ける』という習慣を付けることで、前向きになれると思います」
学生が山﨑様に向けてプレゼンテーション
本講義「ビジネスプランの応用」は、1年次後期の必修科目「ビジネスプランの基礎」で学んだ基礎知識をもとに、実践的にビジネスプランを策定する実習です。4、5人のグループに分かれ、自分達のアイデアに対して仮説と検証を繰り返し、本当に売れる商品やサービスになるか、グループで繰り返し議論を行います。
今回は、これまでの講義で考えたビジネスプランを学生が山﨑様に向けてプレゼン。「大学内に設置する昼寝スペース」「ネットで弁当を注文し、大学で受け取れるサービス」「コロナ禍で集まれない人たちに空きスペースを貸し出すサービス」等の提案があり、各チームのプランに山﨑様からコメントを頂きました。
山﨑様、株式会社TBMの皆様、ありがとうございました。
こうした講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。