2022年12月6日(火)、事業創造学部 「会社設立実習Ⅲ」(担当:福田稔 准教授)において、新潟信用金庫様にご出講いただきました。新潟信用金庫と本学は2022年11月29日(火)に「産学連携の協力推進に関する覚書」の締結を行っています。本講義が連携の第一弾となりました。
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今回の講義では、信用金庫の歴史や銀行との相違点、地域における役割や活動内容から、新潟信用金庫の実際の取組み事例など、幅広くお話をいただきました。
▲写真・・・講義を担当いただいたのは、新潟信用金庫 営業統括部 コンサルティング推進課 課長の山之内洋介様です。
今回の講義には、自ら事業を立ち上げている学生が参加し、事業の概要紹介や資金調達に関する質問もさせていただきました。
▲写真・・・左/新潟信用金庫 営業統括部 次長 木島拓人様、右/新潟信用金庫 本店 理事 本店長 栗賀 隆様
新潟信用金庫 本店 理事 本店長の栗賀 隆様より、「融資を行う際の判断基準として事業が将来にわたって収益を上げていくことが可能かというサステナビリティの観点などを総合的に見ています。その基となるものが事業計画書です。また、事業が順調に収益を上げれば問題はありませんが、世間一般に認知されるまでには時間がかかります。そのため、自己資金を確保していることも大切です。将来的な成長性については、事業立ち上げの段階での見通しは難しいですが、資金計画、事業計画の妥当性を検証しています」とアドバイスをいただき、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
▲写真・・・左/事業創造学部 3年 坂本大樹さん、右/事業創造学部 3年 後藤峰志さん
今回の講義に参加した学生に感想を聞きました。
■事業創造学部 3年 坂本大樹さん
――講義の受講してみていかがでしたか?
『新潟信用金庫様のお話を聞いた中で、2つの言葉が強く印象に残りました。それは「責小為大」と「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」です。1つ目の「積小為大」は、「小さい事が積み重なって、やがて大きい事になる」という意味で、大きい事を成し遂げようとするのなら、小さい事を疎かにしてはいけないという事です。2つ目の「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」と言う言葉は、経済と道徳の調和の大切さを教えてくれました。この2つの言葉を意識して、社会に役立つビジネスを展開していきたいです』
■事業創造学部 3年 後藤峰志さん
――講義の受講してみていかがでしたか?
『信用金庫は、誕生の背景や大切にされている理念などから、日本経済を支えている中小企業の重要な伴走者であると感じました。また、「山のいただきよりも、裾野を見よ」という言葉も印象的でした。大企業がいただきだとすると、それを支える裾野は中小企業。信用金庫は、中小企業を支えているため、その役割は大きいということを表しているそうです。この言葉から、本質を見極める重要性を再認識することもできました。今後、新潟信用金庫様をはじめ、全国に広がっている信用金庫ネットワークのお力添えをいただきながら、最高の医療・福祉が提供される社会を実現していきたいです』
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今後もこうした講義の様子はHPでご紹介していきます。