開志専門職大学ならではの学び方や特徴的な講義、学生の取り組みについてご紹介する<開志のまなび>。今回は事業創造学部で行われている講義「ビジネスプランの応用」の様子をレポートします。
実現可能な事業計画をグループで考える「ビジネスプランの応用」
2年次前期の必修科目「ビジネスプランの応用」【担当:古屋光俊先生】。1年次後期の必修科目「ビジネスプランの基礎」で学んだ基礎知識をもとに、実践的にビジネスプランを策定する実習です。
講義では4、5人のグループに分かれ、自分達で考えた事業アイデアをビジネスプランの形に完成させていきます。自分達のアイデアに対して仮説と検証を繰り返し、本当に「売れる商品やサービス」になるか、グループで繰り返し議論を行います。その過程で300人に対してアンケート調査を実施し、リアルにビジネスを考えていきました。
今回レポートするのは、7月30日(金)の講義最終回で行われた最終発表会。14チームに分かれ、各班が渾身のビジネスプランを、なんと新潟市のベンチャー支援者(スナップ新潟 逸見覚社長、荒川由晃様、s innovation 星野善宣社長、事業創造キャピタル 佐藤光歳社長)や、20代の起業家(大塩優多社長、室田雅貴社長、冨田翼空社長)の前で発表しました。
▲(写真左上)株式会社 けんと放送/株式会社スナップ新潟 代表取締役社長 逸見 覚様
(右上)株式会社 スナップ新潟 荒川由晃様
(左下)新潟ベンチャーキャピタル株式会社 取締役/s innovation 株式会社 代表取締役 CEO 星野善宣様
(右下)株式会社 SNOWHITE 代表取締役 大塩優多様
▲(写真左)事業創造キャピタル株式会社 代表取締役 佐藤光歳様
(中央)HUB SAUNA株式会社 代表取締役社長 冨田翼空様
(右)株式会社Riparia 代表取締役 CEO 室田雅貴様
学生のビジネスプランに鋭いアドバイスが次々と!
発表時間は8分間。Aクラスの第1班から順番に発表していきます。
発表は、「事業理念」「製品・サービスコンセプト」「顧客ターゲット」「ビジネスモデル」「販売戦略」「販売計画」「財務計画」「成長計画」といった多面的な内容で行われ、各チーム思い思いのスライドを作成しました。中にはYouTubeの動画を取り入れたチームも!
事業アイデアの一例を挙げると、女性専用オーガニックスパ、ドッグカフェ、ガチャが引けるアパレルショップなどさまざまです。
ベンチャー支援者や起業家の方からは、「1日に利用するユーザーの単価や数は」「事業のセキュリティ対策は」「ターゲット顧客の設定の基準は」など、学生のビジネスプランを実際に事業として進めることを想定した、具体的でリアルな質問が飛び交いました。
一方で「面白い」「分かりやすい」「もう少しマーケットを絞れば、すぐにでも始められそう」といったお褒めのコメントも頂きました。
最後に、起業支援を行っているスナップ新潟 荒川由晃さんからの総評として
「今日発表してくれたビジネスプランを考える中で、同じグループのメンバーと別の意見があった…という人は、ぜひ授業以外でも、自分のアイデアをブラッシュアップして提案する機会を設けてみてください。開志は大学として投資ファンドを持っている恵まれた環境なので、ぜひ挑戦してみてほしいと思います」
といった温かいお言葉を頂き、喝采の中で講義は幕を閉じました。
経営・会計・マーケティングを軸にした実践的な学びで、ビジネスのプロを育てる事業創造学部。
学部の学びについては、引き続き本学のWEBサイトでご紹介していきます。