<開志のまなび>「セブン銀行」から特別講師が登場。トップランナー研究 実施レポート

開志専門職大学ならではの講義や学習プログラム、学生のユニークな取り組みをご紹介する<開志のまなび>。今回は、ゲスト講師を招いて行う特別科目「トップランナー研究」の実施レポートをお届けします。

 

日本をリードする企業からゲスト講師が登場。トップランナー研究とは?

さまざまな企業のビジネスパーソンがゲスト講師として登場し、講演を行う特別科目「トップランナー研究」。ビジネスの最前線で活躍する方々から、動向や体験談を聞くことができる、開志専門職大学ならではのカリキュラムです。講義に参加する先輩たちがどんなところに魅力を感じているかというと…。

◆目指す業界のトレンドや課題が分かる
ゲスト講師は、業種や国内外を問わずさまざまな企業からお招きします。第一線で活躍する経験豊富な方ばかりなので、自分の就きたい職業や業界の最新トレンドはもちろん、企業が抱える課題や今後の展望など、ここでしか聞けないリアルな情報を得ることができます。

◆過去の取り組みや成功・失敗体験を聞ける
事業を進める段階では、さまざまな課題にぶつかったり、思いもよらぬトラブルが起こることも…。
ビジネスの先輩たちから成功や失敗の体験を聞くことで、「自分ならどうするか?」といった問題解決力や判断力が養われます。

さらに、講義の後は講演テーマに沿ったグループ討論を実施。学生同士で意見を交わすことで、自分と違う考え方やものの見方に出会うことができ、起業家としての心構えや思考力を育てることにもつながります。
起業を目指す学生にとって多くのメリットがある「トップランナー研究」。ここからは、実際の講義の様子をレポートします。

 

「セブン銀行」設立の経緯や今後の展望を代表みずから講演

1月16日に行われた第7回講義では、株式会社セブン銀行 代表取締役 舟竹 泰昭氏がゲスト講師として登壇。
今回は新型ウイルス感染防止のため、オンラインでの実施となりました。

2001年からセブン銀行の事業に携わり、今年で20周年を迎えた舟竹社長。「事業を立ち上げてから20年、判断に迷うこともありました。今日はそんなことも含めてみなさんにお伝えしたいと思います」というお言葉から講義がスタートしました。

「セブン‐イレブンにATMがあったら便利なのに…」というお客様のニーズに応える形で誕生したという、セブン銀行のATM設置プロジェクト。既存の銀行との提携や、ATM運営会社の設立といった方法もある中、舟竹社長を含む当時の創設メンバーは「お客様に全国一律のサービスを提供したい」という想いで、立ち上げに最も時間と労力を要する「銀行設立」という道を選んだそう。
新たな事業を始めるきっかけやプロセスなどの貴重なお話に、学生も熱心に聞き入っていました。

その後もATMのビジネスモデル解説や設置台数の推移といった内容から、今後の事業拡大にまつわる展望もお話してくださった舟竹社長。
約1時間の講演を終え、学生からの質疑応答コーナーに移ると、それぞれが疑問に感じた点を積極的に質問していました。

「セブン銀行のビジネスは、すでに完成されたビジネスのように感じますが、さらに発展させるとしたら、どのような観点での発展を考えていますか?」
といった、今後の事業展開を問う具体的な質問が飛ぶと、舟竹社長からは
「『ATM事業』というとある意味完成されたように思えますが、ATMを『リアルな生活の場にある25,000台の端末』ととらえると、発展の可能性を感じませんか?デジタル化、キャッシュレス化の中で『ATMは“オワコン”になるのでは』と言われることもありますが、むしろそうした状況の中で新しい価値を作っていくという点では、まだまだできることがあるのではと思います」
と、広い視野で現状と未来を見据えた返答がありました。

 

ゲスト講師の貴重なお話を聞くことで、ビジネスに必要な力を高める「トップランナー研究」
今後も開志専門職大学では、さまざまな企業のトップランナーが登場する予定です。

 

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