【アニメ・マンガ学部】オンライントークイベント「『にいがたマンガ大賞』がマンガ文化へ果たしてきた役割」開催のお知らせ


本学アニメ・マンガ学部および新潟視覚芸術研究所(RIVNA)は、2023年3月26日(日)15時より以下のオンライントークイベントを開催します。

■オンライントークイベント「『にいがたマンガ大賞』がマンガ文化に果たしてきた役割—ウェブ時代における地域発マンガ大賞のありかた」

2000年代以降、作品発表の場としてのインターネットの拡大や電子書籍市場の伸長など、マンガをとりまく環境は従来の紙媒体・雑誌中心のものから大きく変化してきました。そうした変化の只中で、1998年の第1回から今日まで、地方自治体主催のマンガ大賞として25年にわたって続けられているのが「にいがたマンガ大賞」です。回数を重ねるなかで、ご当地・新潟のみならず、日本各地や海外からも力作が寄せられるようになり、選考の際には審査員による熱い議論が交わされています。
本トークイベントでは、マンガを描き発表する場が多様化していくウェブ時代において、特定の地方自治体が主催となってマンガ大賞を開催し続けてきたことの意義や、数多くの意欲ある投稿作へ目を通すことの面白さ、描き手の育成をはじめとするマンガ大賞のなかで果たしてきたその役割などについて、「にいがたマンガ大賞」の審査・運営に携わる関係者と研究者で語り合います。

■登壇者

魔夜 峰央(マンガ家、「にいがたマンガ大賞」最終審査員)
石川 兼司(マンガ家、JAM日本アニメ・マンガ専門学校講師、「にいがたマンガ大賞」実行委員会副会長)
豊田 夢太郎(ミキサー編集室編集長、「にいがたマンガ大賞」2次審査員)
belne(マンガ家、「にいがたマンガ大賞」2次審査員、開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授)
司会:雑賀忠宏(マンガ研究者、開志専門職大学アニメ・マンガ学部講師)
(順不同、敬称略)

■開催日時

・日時:3月26日(日)15時~17時
・会場:オンライン(ZOOMウェビナーでの開催)
※どなたでも無料で参加いただけます。
※下記参加申込フォームよりお名前・ご連絡先をご登録ください。追って、視聴のためのURLをお知らせいたします。

■登壇者プロフィール

●魔夜 峰央(マンガ家、「にいがたマンガ大賞」最終審査員)
1953年生まれ。新潟県出身。1973年に『見知らぬ訪問者』で漫画家デビュー。1978年より、『花とゆめ』(白泉社)で『ラシャーヌ!』、『パタリロ!』の連載を開始した。『パタリロ!』は単行本100巻、文庫本50巻を記録し、現在も『マンガPark』にて連載中。また2016年に宝島社より復刊された『翔んで埼玉』も大きな話題を呼び、単行本、実写映画版ともに大ヒットとなった。にいがたマンガ大賞では最終審査員を務める。

●石川 兼司(マンガ家、JAM日本アニメ・マンガ専門学校講師、「にいがたマンガ大賞」実行委員会副会長)
JAM日本アニメ・マンガ専門学校(新潟市)の講師として教鞭を執り、マンガのストーリー制作や作画技術などを教える。またマンガ家としては主に「石川堅士」名義で、ゲーム『メトロイド』のコミカライズ(講談社刊)や、出身地である新潟の歴史伝承を扱った地域出版作品『小国氏伝説—流れは絶えることなく—』など手掛けている。にいがたマンガ大賞では実行員会副委員長を務める。

●豊田夢太郎(ミキサー編集室編集長、「にいがたマンガ大賞」2次審査員)
実業之日本社「漫画サンデー」編集部勤務、小学館「月刊IKKI」「ヒバナ」「マンガワン」専属契約編集者を経て、2019年より株式会社ミキサー/ミキサー編集室編集長。2015年~17年、京都精華大学マンガ学部マンガ学科非常勤講師。第24、25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門選考委員。にいがたマンガ大賞では2次審査員を務める。

●belne(マンガ家、「にいがたマンガ大賞」2次審査員、開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授)
1976年にマンガ家としてデビュー。代表作は『異端文書』(朝日新聞出版)。また天崎莞爾名で山本航暉「ゴッドハンド輝」の構成監修原作協力に携わる。1998年から新潟コミティアでのコミックワークショップの講師を担当。京都精華大学マンガ学部講師(2007年~2021年)を経て、2021年4月より開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授。2022年に第25回メディア芸術祭功労賞を受賞。にいがたマンガ大賞では2次審査員を務める。

●司会:雑賀忠宏(マンガ家、開志専門職大学アニメ・マンガ学部講師)
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了、博士(学術)。専門はマンガ研究、文化社会学。京都精華大学国際マンガ研究センター委託研究員(2014~2021)を経て2021年4月より現職。
(順不同、敬称略)

■開志専門職大学アニメ・マンガ学部 新潟視覚芸術研究所(RIVNA)について

RIVNA(リヴィナ)=「Research Institute of Visual and Narrative Arts, Niigata」 とは、アニメ・マンガなどの視覚表現の技術と中間素材アーカイブ、および産業論的、文化社会学的アプローチによる調査・研究を目的として、開志専門職大学アニメ・マンガ学部内に発足した機関です。

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