情報学部1年次「没入型コンピューティング」【江口将史先生】は、バーチャル リアリティ(VR:人工現実感)実装技術の修得から、その有効性・可能性をユーザー体験により学修、センサーやカメラ、入力デバイスなどの各種ハードウェアの取り扱いや、表現の違い、拡張現実感(AR)、複合現実感(MR)についての理解を深め、XR(AR/VR/MR)コンテンツを制作するためのソフトウェア・コンテンツ開発技術を修得する科目です。
1/19(木)の講義は、VR / MR技術を用いた理科学習アプリ開発企業「フィール・フィジックス」代表 植田 達郎様をゲスト講師にお迎えし、目に見えない物理の世界とXRの世界を掛け合わせた最先端な体験ができる特別講義を開講しました。
植田様は公立中学校・高校で10年間、物理教育に携わっていらっしゃいました。そのご経験から感じた物理教育の現場の課題を解決すべく、MRやVRなどの、今ではメタバースとも呼ばれる技術を駆使し、物理学の考え方を視覚等の感覚で体験できる教材の開発に取り組まれています。
本講義では、実際に学生がHoloLens 2(ホロレンズ ツー)というMicrosoft で開発および製造されたMRヘッドセットを装着し、磁石がつくる磁界などの本来は目に見えない物理の世界を体験しました。
講義で実際に体験をした学生の感想をご紹介します。
■情報学部1年 汪 子翔さん(日本航空高校 出身)
―― 今回の植田先生の特別授業はいかがでしたか?
「とても楽しく、尚且つ興味深かったです。技術だけでは無く、ビジネスも学べ有意義な授業でした。そして、初めてHoloLens 2を付ける機会を頂き、想像よりも遥かにすごい光景を目にすることができたと同時に課題なども見つける事ができました。まだまだこれからの技術だと思うので、僕も挑戦してみたいと思います」
▼汪さんの体験の様子を動画でご紹介▼
―― この分野に興味を持ったきっかけはありますか?
「高校生の頃にコロナウィルスが流行し、家にいる毎日を余儀なくされました。その影響で趣味であった、スポーツ観戦も無観客になり旅行にも行けなくなりました。その時にMR(複合現実感)という技術を知り、この技術があれば家に居ながら、大好きなスポーツ観戦や旅行を楽しめると思い、それからは、MRを使った新しいサービスを考えるのが楽しくなっていきました。そこで、MRのプロフェッショナルである江口先生の授業を受けたいと思いました」
―― 没入型コンピューティングの全16回の講義を通しての感想を教えてください。
「MRという全く知識が無い自分でも興味を持てる様に沢山の工夫がある授業でした。1番の学びはMRに関しての知識とその活用法です。授業を終わった後には、とてもワクワクして沢山の活用法が頭に浮かびました」
植田様、ありがとうございました。
こうした講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。