事業創造学部3年次「会社設立実習Ⅱ」にて、新潟県 産業労働部 地域産業振興課 主任 石井治彦様よりゲスト講義を行っていただきました。
今回の講義では、新潟県内に主要な事業所を持つものづくり企業(製造業)140社の概要を紹介する冊子「にいがた モノ・クリエイト」の制作に携わり、新潟の地場産業をよく知る石井様から、県における地場産業の現状と課題について、人口減少が産業に与える影響をはじめ、さまざまな側面からお話いただきました。
また、産業の課題の一つとして、伝統工芸品の現状についてご紹介がありました。
▲新潟県内の伝統工芸品の現物をお持ちいただき、教室内にディスプレーしていただきました。
新潟県には、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」が多く存在し、その数は東京都・京都府に次いで全国3番目の多さとなりますが、後継者不足や需要の減退等、さまざまな課題を抱えています。
石井様からは、これからの社会を担う学生たちへ
「特定の産地にしかない、地域を表す特徴の一つとしての伝統工芸品を維持・発展させていくことで、地域の特色を維持したいと思っていますが、これは私たち(行政としての取り組み)だけでは難しい。皆さんの新しい発想や協力で、新潟県に貢献していただくことを願っています」
というメッセージが贈られました。
石井様、講義へのご協力ありがとうございました。
今後もこうした講義の様子はHP等でご紹介していきます。