<開志のまなび>アニメ・マンガ学部 夏期集中講座「透視図法集中講義」実施レポート/講師:芦野芳晴先生

アニメ・マンガ学部では、2021年9月14日(火)~17日(金)の4日間にわたり、三次元空間を整合的に二次元の平面に再現する技法「透視図法」の夏期集中講座を行いました。

 

講師はアニメーター・アニメ監督の芦野芳晴先生

今回講師を務めていただいたのは、アニメーター・アニメ監督の芦野芳晴先生です。

<芦野芳晴先生 略歴>
1986年に『めぞん一刻』や『機動戦士ガンダムZZ』の動画を担当してキャリアをスタートし、数々のアニメ制作会社でアニメーターとして活躍。2009年に初監督を務めた映画『ファースト・スクワッド』は、モスクワ映画祭に出品され、特別賞「コメルサント賞」を受賞した。その後、アニメーターとして『魔法少女まどか☆マギカ』や『ちはやふる』シリーズ、『偽物語』等の人気作で絵コンテを担当。2014年の『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』、2019年のNetflixオリジナルアニメーション『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』で監督を務める。

数々のアニメーション作品制作に携わってきた芦野先生から、アニメーターに求められる画力の基礎を支える透視図法について学ぶ今回の夏期集中講座。学生たちには講義中にさまざまな課題が与えられ、その場で芦野先生からアドバイスを頂きました。


この日は、平面的な見取り図から3次元の立体的に部屋を描画する課題が出され、学生たちは試行錯誤しながら真剣に取り組んでいました。


講義中には、学生みずから前に出て、描き方を説明をする場面がありました。

また、食器や洗面台、床の模様など、アニメーションで多用される「円と四角」を描く課題も。
芦野先生からは「プロのアニメーターでも、指示されたものをどうやって描けばいいか悩むことがあります。そんな時に役立つのは、やはり基礎。また、アニメーター同士で描き方を相談し合ったり、模索しながら新しく正確な描き方を編み出したりすることもあります。それがアニメーターの大変なところでもあり、楽しいところでもありますね」といった、プロならではのお話がありました。

 

▼当日のレポート動画はこちら(約1分)▼

 

芦野先生は9/18(土)のオープンキャンパスにゲストとして登場

芦野先生は、9月18日(土)に行われたアニメ・マンガ学部の来校型オープンキャンパスにもゲストとして来学いただきました。


在学生が仕上げた透視図法集中講義の課題を添削する様子を見せていただき、オープンキャンパス参加者の高校生からは「赤ペンで素早く正しい線を引いていく様子が興味深くて面白かった」といった声がありました。

今後もアニメ・マンガ学部の講義の様子はHPなどでレポートしていきます。

 

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