<開志のまなび>富士通デザインセンター長来学。情報学部2年生「デザイン・シンキング実習Ⅰ」の講義をご紹介します。

デザイン・シンキングとは、デザインの考え方を駆使して課題解決や新しい製品・サービスを生み出す手法のことです。情報学部2年生で開講されている「デザイン・シンキング実習Ⅰ」という講義【西川昌宏准教授、森下晶代先生(非常勤講師)】では、大学の新しいサービスをテーマに実習を行いました。今回は講義最終回。全社員13万人という富士通グループで社員へのデザイン・シンキング普及活動に取り組む富士通デザインセンターの宇田哲也センター長をゲストにお迎えし、学生8グループの新サービス提案のプレゼンを行いました。

富士通デザインセンター・宇田 哲也 センター長

120%ハッピーな大学生活を送るためには?大学の新しいサービスを提案します。

今回のテーマは「大学の新しいサービスの提案」。プレゼンではまず、サービスアイデアをまとめた「120%ハッピー大学ニュース」というシートで発表を行いました。その後、「アイデアストーリーシート」を用いて、アイデアを実際に利用しているシーンなどを具体的に紹介していきました。

普段の大学生活で感じている課題を解決するための新サービスの提案が続々とされました。例えば、出席登録や事務局への傘レンタル申請、図書館への入退館手続きなど、煩わしいと感じる大学内での事務手続きをスマート化する身分証アプリのサービス、学生交流を増やし120%楽しいキャンパスライフを送るために3キャンパス間の移動手段を確保するサービス、学部を超えて知識の共有や教え合うサービス、電子図書&動画要約サービスなど、様々な新サービスの提案がされました。また、プレゼンを行うだけでなく、サービスの費用対効果、個人情報管理についてなどの質疑応答、議論も活発にされました。

最後に宇田センター長より各グループへの講評、学生へのアドバイスをいただきました。同じ領域で同じようなサービスを生み出し戦う日本企業の考え方、様々な異なる領域でのサービスをつなげ一つの新サービスとして提供するアメリカ企業の考え方についてお話をいただき、全8グループの新サービスをまとめた1つのサービスを提案するのも面白いのではないでしょうか、というコメントをいただきました。

課題解決や新しい商品・サービスを生み出すための手法「デザイン・シンキング」。主体的に課題解決に向かって取り組める人材が求められる社会で活かすことのできる学びです。

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