事業創造学部

文具女子博2025に出品!フォーワテック・ジャパンでの新商品企画・販売を実践(フォーワテック・ジャパン様)

更新日 2026.01.16

■実習先企業紹介

事業創造学部3年生の学生たちは、新潟県三条市に本社を置く株式会社フォーワテック・ジャパン様で企業内実習を行いました。「企業内実習Ⅲ」は企業や業界への理解を深め、課題を分析・抽出し、経営知識を活用した解決策を提案する授業科目です。地域産業の活性化に貢献する実践力と将来を見据えたキャリア意識を養うことを目的とした実習です。2025年度は10〜12月にかけて行われました。

同社は設立50年を迎える歴史ある企業で、シールラベル印刷や企業向け伝票などの販売を主力事業としています。また、主力事業とは別にBtoC向け商品の企画・販売を行う企画事業部があり、今回の実習では学生たちが同事業部のメンバーとして参加しました。

実習内容

今回の実習テーマは、「文具女子博2025で出品する新商品の企画と販売を行う」ことです。文具女子博2025は、メーカーの方々と直接会話を楽しみながら買い物ができる、日本最大級の文具即売イベントです。

テーマは企業から事前に提示されたものでしたが、学生たちは「なぜこのテーマが設定されたのか」を自分たちなりに考察しました。その結果、①企画事業(BtoC)の売上割合が小さいこと、②「HARULABO(内製化された自社ブランド)」のシェア拡大を目指していること、③自社の強みと市場の機会を活かす必要があること、という理由が挙げられました。これらを通じて、事業売上のリスク分散と安定化を図る目的があると捉えました。

■提案内容

今回の実習では、学生たちが手帳シールを2種類企画しました。実習は三条市立大学の学生2名と、インターンとして参加していたアニメ・マンガ学部生3名とも協働し、異なる強みを掛け合わせながら進めました。

1つ目は、クリスマステーマの手帳シールです。アニメ・マンガ学部生がデザインを担当したことで、学生らしさが際立つ商品になりました。水彩画タッチの絵柄で、大人っぽい印象に仕上がっている点も特徴です。

2つ目は、大正浪漫テーマの手帳シールです。流行や市場調査をもとにテーマを決定しました。食べ物、洋服、花など、大正にまつわるさまざまなジャンルのモチーフを盛り込み、全体の色味を淡くまとめることで、落ち着いた雰囲気のシールにしています。

■工夫した点

企画にあたっては、「誰が、どんな場面で使うか」を具体的に想定することを重視しました。文具女子博での販売を前提に、ターゲットを20~40代の女性に設定し、トレンド調査や既存商品の分析を実施しました。

また、デザインが主観に偏らないようヒアリング調査を行い、色味やモチーフに関する意見を収集しました。得られた声を反映しながら修正を重ね、より多くの方に手に取ってもらえる商品になるよう工夫しました。

■得られた成果

横浜で開催された文具女子博2025当日、学生たちは会場に入った瞬間、想像以上の来場者数に圧倒されました。入口には長蛇の列ができており、「これほど多くの人が文具を楽しみにしている」という驚きと同時に、その中で自分たちの商品が選ばれるのかという緊張感と不安を強く感じたといいます。

実際にお客さまと接する中で、デザインによって足を止める人が違ったり、声かけ一つで反応が大きく変わったりする様子を体感しました。そして、学生たちが企画したシールが多くの方に購入されたことで、時間をかけて悩み抜きながら形にしてきた企画が、目の前のお客さまに届いた手応えを得ることができました。