2024年2月19日(月)、情報学部 堀川教授が、新潟県立新発田高等学校において教員の皆様向け研修「課題研究のための情報処理」を行いました。研修には20名の先生方にご参加いただきました。
「総合的な探究の時間」など新しい時代に求められる学力育成のニーズが高まる中、2025年度大学入学共通テストに「情報I」が新設され、高校教育現場でも情報技術の重要性が増しています。
今年度から第III期SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)研究校として指定を受け、「未来の俊傑」としての資質を育てる新発田高校は、「未知の課題を深く考え、仲間と協働して課題に立ち向かう」取り組みを精力的に進めています。
今回は、新発田高校の教員の皆様向けに、「課題研究のための情報処理」というテーマで、本学教授がお手伝いさせていただきました。この研修の目的は、「総合的な探究の時間」における課題指導において、プログラミングや生成AIを積極的に活用する世界観を体験していただくことです。具体的には、生成AIのアシストをうまく引き出すことで、たとえば30分のスキマ時間でもやりたいことを簡単に実現できることを実感していただくために、ハンズオン形式で行いました。
実際に教員の皆様にはブラウザ上で機械学習・データサイエンスを対話的に学べる「Google Colaboratory(グーグルコラボラトリ)」を用いてプログラミング言語Python(パイソン)の記述実行や、Microsoftの生成AI「Copilot(コパイロット)」の活用など、体験していただき、実践的な学びを得ていただく機会となりました。
ご参加いただいた教員の皆様からは、
「これまでは自分で調べてコードを書いていたが、AIの有効性が良く分かった。様々な場面で活用できることが分かり、生徒にも使えるか検討していきたい」(数学・情報ご担当)
『「Google Colaboratory」や「Copilot」といったこれまで知らなかったツールについて学ぶことができ、大変参考になった。Pythonを「総合的な探究の時間」の課題研究の指導においても、「情報」で指導する際にも使えるものだと感じた』(数学ご担当)
といった感想をいただきました。
新発田高校の教員の皆様、ありがとうございました。
今後も本学では高校との協力によるプログラムを提供し、最先端技術に関する学びの取り組みを広く発信し、新たな技術への理解と共に地域社会への貢献を続けてまいります。