開志専門職大学(学長:北畑隆生)と新潟県立新潟南高等学校(校長:横堀真弓)は、2025年(令和7年)3月21日(金)、高大連携に関する協定を締結しました。
新潟南高校は、1939年に創立され、80年以上の歴史を持つ伝統校です。各学年普通科9クラス(うち理数コース1クラス)、学業と部活動の両立を重視し、地域や大学等と連携した実践的な学びを推進しています。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)を核とした探求的な学びに力を入れており、自ら考える力を育成。卒業生は多方面で活躍、地域社会へ貢献されています。
本協定を通じて、新潟南高校の生徒が高度な専門知識や実践的な学びに触れ、より深い探究活動に取り組む機会を提供します。これにより、進路の選択肢を広げ、将来のキャリア形成にも貢献できることが期待されます。
|協定の目的
両校が教育的な交流と協力を深め、未来の社会に貢献できる人材を育成すること。
|連携事項
(1)総合的な探究の時間(探究活動)の指導に関すること。
(2)高大産連携での学習支援に関すること。
(3)SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業における取組の推進に関すること。
(4)授業及び実習等の高大連携の円滑な推進に関すること。
(5)教員の研究及び授業力向上に関すること。
(6)大学の特色ある教育、研究に触れる機会の高校生への提供。
(7)地域社会の発展に資すること。
(8)新潟若者ビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA(オープンゲート新潟)」やその他コンテスト参加への支援に関すること。
(9)その他、前条の目的を達成するために必要な事項に関すること。 全9項目
|協定締結に際してのコメント
新潟県立新潟南高等学校 校長 横堀 真弓
本校は「探究的な学び」をスクールミッションとして掲げ、独自のカリキュラムを通じて探究活動や課題研究を推進しています。特に、理数コース1年生の「SS1データサイエンス」では、確かなデータ分析力を養うことを目的としていますが、情報分野の専門教員が限られているため、開志専門職大学の出張授業などのご支援をお願いしたいと考えています。
また、2・3年生では、情報技術の社会での活用を学ぶ機会をさらに充実させたいと考えており、専門職大学の知見を生徒に提供していただけることを期待しております。加えて、SNSチャットツールやメタバースを活用した探究活動のサポート環境を整え、より実践的な学びを実現したいと考えています。さらに、教職員向けには、生成AIの活用研修を実施し、教育現場への導入を進めていきたいと考えております。今後、高校・大学が連携しながら、生徒の未来を支える学びを深化させていけることを期待しています。
開志専門職大学 副学長 兼 情報学部長 三上喜貴
このたび、新潟県立新潟南高等学校と高大連携協定を締結できることを大変嬉しく思います。本学は、産業界との連携を軸に実践的な教育を展開しており、教員の多くが実務経験を持ち、最新の技術動向を踏まえた指導を行っています。こうした強みを活かし、生徒の皆さんの探究活動をサポートし、情報技術の実社会での活用方法について具体的な学びを提供していきます。
また、キャンパス間の距離を感じさせない円滑な学びの環境を構築するため、チャットツールやメタバースを活用した新たなコミュニケーションの仕組みを取り入れたいと考えています。さらに、本学では、学生が卒業までに600時間の企業内実習を行い、約60社と連携しながら教育・研究を進めています。この広範なネットワークには、企業のみならず自治体なども含まれており、情報技術の実践的な活用に取り組んでいます。こうしたネットワークを活かし、高校生にとっても身近な社会課題の解決に貢献できる機会を提供し、新たな学びの場を創出していきたいと考えております。
この協定を通じて、高校と大学が連携し、新しい教育の形を共に創り上げていけることを楽しみにしております。
<新潟県立新潟南高等学校 公式HP> http://www.niigatami-h.nein.ed.jp/
<開志専門職大学 公式HP> https://kaishi-pu.ac.jp/