【情報学部】ICT活用総合実習(ゼミ活動)紹介! 「VRで、障がい体験イベント」を開催!小学生18名にご参加いただきました。

情報学部4年次の西川昌宏先生のICT活用総合実習(ゼミ活動)では、「インクルーシブデザインによるイノベーティブな課題解決」をテーマに活動を行っています。

今夏、「障がいの疑似体験」イベントを米山キャンパスで開催しました。これは、小学校の子どもたちが、障がいの疑似体験をすることで、障がいへの理解を深め、インクルーシブな社会に必要な視点や気づきを育むことを目的としています。

障がいの有無に関わらず活躍できる企業を目指す(株)NSGソシアルサポートの共催、新潟市社会福祉協議会、NPO法人インクルーシブデザインネットワーク(西川先生が理事長)の後援で開催しました。

※インクルーシブデザインとは・・・「包摂的な、すべてを包み込む」という意味で、多様な人々のニーズを考慮し、誰もが利用しやすい製品やサービスを創り出すデザイン手法のこと。

本イベントの講師には、障がいのある方(車いすや視覚、精神障害)3名の方をお招きし、参加者には新潟市の小学生18名と保護者・支援者の方々、そして、情報学部4年生のゼミ生や1年生の基礎ゼミ生など10名の学生もサポートスタッフとして参加しました。

障がいの体験は、アイマスクや白杖による視覚障害体験や車いす体験に加え、今回、初めての試みとして、VR(バーチャルリアリティ)や映像で、感覚過敏や統合失調症などの精神障害の体験をしてもらいました。

参加者はVRゴーグルをかぶって、実際にその場にいるような感覚を感じたり、統合失調症のビデオを見て、とても苦しい病気であることが理解できたとのことでした。

最後は参加者全員がチームに分かれてボッチャというゲームを行いました。こういった体験を通して、障がい者のことを理解し、一緒に遊んだり、学んだりするきっかけになってくれればと思います。

ゼミ生のコメントをご紹介します。

■情報学部4年 佐藤 龍さん

『初のKAISHI Inclusive Design Lab主催のイベントで緊張しましたが完走できたので一安心です。私は、前半受付と各ブースの補助、後半障害者スポーツの「ボッチャ」を担当しました。様々な小学生の皆さんが参加してくれましたが、声をかけると元気に答えてくれたり、時には静かに話を聞いてくれたりし、全体を通して我々と一緒に楽しんでくれていました』

■情報学部4年 本間 大瑚さん

「私は受付と車いす体験を担当しましたが、自分自身が車いすの使い方についてよくわからないことも多く、参加者の皆さんに説明することが大変でした。ですが、NSGソシアルサポートの皆さんにサポートいただき、助かりました。参加者の皆さんが障がい体験を通して何を感じるのか、素直な意見に触れることができたことが私にとってとても良い経験になりました」

■情報学部4年 廣田 光我さん

「私は主に視覚障害体験を担当していました。最初は予定していたタブレットを用いた画像認識アプリとVoiceOverを組み合わせた体験が上手くいかず、分かりづらい体験になってしまったこともありましたが、体を動かす体験ということもあり参加者の皆さんは楽しみながら体験いただけたのではないかと思います。様々な準備を通して自分たちの学びとしても有意義なイベントにすることができたと思います」

こうしたゼミ活動や講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。

 

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Kaishi Inclusive Design Lab|note (https://note.com/kaishi_incl