「企業内実習」は、企業の中で学生が学ぶことで実践的な知識や経験を得ることができる、専門職大学ならではのカリキュラムです。今回紹介する「企業内実習Ⅰ」では、事業創造学部1年生が業界理解やビジネスの基礎を学ぶために12の企業・団体に分かれ、60時間にわたって実習に取り組みました。
以下では、特徴的な実習先とその活動について、いくつか事例を交えてご紹介します!
三条市市民環境課 様
実習先の一つ目は三条市市民環境課様および(一般社団法人)燕三条空き家活用プロジェクト様と共同で行った実習です。この実習では空き家マップの入力や空き家の現地調査、古物のリメイク案の考案などを行いました。
この実習を通して、古物に対する付加価値の付け方や、昨今地方の課題として取りざたされている空き家について、現状の課題やどのような解決策が講じられているのかについて、最先端の知見の学びを得ました。
株式会社栗山米菓 様
実習先の二つ目は株式会社栗山米菓様です。会社の数字や製造原価、製品開発、マーケティングについての講義や、普段は入れない工場の見学を通して、商品の製造工程をより具体的に学ぶことができました。
学生コメント
同じ課題に取り組むチームメンバーと共に理解を深めたり創造力を働かせたりと、授業での学びのアウトプットと新しい学びのインプットとなる場にすることが出来ました。企業内実習は自身のスキルアップを実感でき、今後の学びをさらに楽しくするような実りのある経験になりました。
新潟市都市政策部 様
最後は新潟市都市政策部様と取り組んだ実習を紹介いたします。この実習では新潟市の中心部である新潟駅から、かつて新潟を代表する繁華街であった古町までをつなぐ2㎞圏内の活性化を目的とした施策である「にいがた2㎞」を題材に、新規事業の提案を行いました。
この実習を通じて、市民の声をアンケート等で収集し、いかに市民満足度を高めながら都市計画を作り上げているのか、自治体の業務における大変さと楽しさを学ぶことができました。
事業創造学部では座学として経営学やマーケティングなどを学びますが、実務経験のない学生にとってはイメージがしづらいことがあります。実習を通して学生が実務経験を得ることで、座学と実践を往復させながら学ぶことが可能となります。
今後もこうした本学独自の取り組みは、HPなどで発信していきます。