情報学部の臨地実務実習(企業内実習)の実習内容をご紹介します!
株式会社チアリーで行われた臨地実務実習には、情報学部の学生8名が参加し、ゲーム開発に取り組みました。
実際に(株)チアリーのプログラミング教室に通う2,300名を超える小中学生が利用できる会員専用サイト「スタプレ(Study & Play)」で、そのオリジナルゲーム4作品が公開されました!
この企画のタイトルは『先輩がつくった企画&ゲームに投票&メッセージを送ろう!』です。小中学生のプレイした感想やきびしい意見を分析し、ゲームの修正企画を実施しました。
【ゲーム紹介・制作した学生の感想】
<ゲーム名・「パズダン」>
パズダンは、落ち物パズルとRPGゲームが融合したダンジョン脱出ゲームです。プレイヤーは限られたヒットポイント(HP)の中、ランダムに現れる敵キャラクターとの戦闘を繰り広げつつ、ダンジョンの脱出を目指します。モンスターとの戦闘はパズルを駆使して行い、戦闘中はHPが減り続けます。限られたHPの中どれだけ早くモンスターを倒せるかが脱出の鍵になってきます。冒険と謎解きが組み合わさった、新感覚なゲームになっています。
<制作した学生の感想>
情報学部2年 青柳 慎平さん(新潟県 長岡工業高校出身)
情報学部2年 小田 裕也さん(長野県 中野西高校出身)
パズダンのゲーム制作は、個人の経験とは異なり、チームでの協力が求められ、意見共有が必要でした。企画書の作成やターゲット層へのアピールには調査が必要で、制作過程では日々のスケジュール管理が欠かせませんでした。締め切りに追われる中、制作が終わり評価を待つ中での不安や緊張もありましたが、「楽しかった」「面白かった」といった感想や評価を受けると、その苦労が報われたと感じられました。大変な作業ではありましたが、楽しんでくれた人がいることで、再び挑戦したいという気持ちが芽生え、非常に有意義な経験となりました。
<ゲーム名・「Brain Flash」>
Brain Flashは、瞬間記憶力,洞察力,発想力を鍛えることのできるゲームです。ゲームの仕様としては、ゲーム画面に出てくる図形の数を暗記して回答するものになっています。ただ暗記するだけではなく、図形の中に図形が隠れているなど、見つけるためには発想力を有するモノもあります。またゲーム背景の色と近い図形もあるので洞察力が鍛えられる仕組みになっています。
<制作した学生の感想>
情報学部2年 小池 文彰さん(新潟県 東京学館新潟高校出身)
情報学部2年 菅谷 大地さん(神奈川県 川崎高校出身)
初めてゲーム作りに携わる機会を頂き、現場のリアルを感じました。難しかった点では、自由度の高い環境で、何をどの様に表現すれば良いかわからなかったことです。技術不足も重なって、始まって数日は中々作業が進みませんでした。一方で良かった点は、実際に作ったゲームをプレイして、多くの感想を貰ったことです。初めて作ったゲームにも関わらず、嬉しいコメントや課題を指摘するものなど、今後の学びに役立つものばかりでした。
<ゲーム名・「かんピング」>
かんピングは1分以内に漢字を読んでタイピングをするゲームです。小学生向けに作成しており、中学生の復習にも使えるゲームです。レベルは3つあり低・中・高学年用に分かれています。漢字問題の内容については独自に調べて作成しており、レベルごとに約200問の漢字の読み問題があります。問題として出てくる漢字はランダムになっています。このゲームは小学生の漢字能力とタイピング能力の向上を目指して作成しました。
<制作した学生の感想>
情報学部4年 畠山 大空さん(新潟県 新潟西高校出身)
情報学部3年 片野 伊吹さん(新潟県 村上桜ケ丘高校出身)
ゲームを作るのは初めてで、今回作ったような簡易的なゲームでもかなり作るのが⼤変でした。しかし、企画作成から実装までの⼯程を体験できていい経験になりました。スケジューリングや予想外の事態への対処、コミュニケーション不⾜による認識の齟齬など思い返すとかなり課題が⾒つかる実習でした。社会に出てからは、こうしたことはなるべく起きないように、しっかり考えながら行動していきたい。
<ゲーム名・「計算記憶マスター」>
計算記憶マスターは計算⼒と記憶⼒を同時に鍛えられるゲームになっています。まず、裏⾯に数字が書かれているカードが散りばめられています。画⾯上部に計算問題が表⽰されて、計算式の答えの表⽰が「?」になっています。「?」に当てはまる数字を散りばめられたカードから⾒つけて計算式を完成させるゲームです。神経衰弱のように、どのカードがどこにあるか覚える必要があるので、記憶⼒も鍛えられます。
<制作した学生の感想>
情報学部3年 室橋 陸さん(新潟県 十日町総合高校出身)
情報学部3年 柳田 陽伸さん(栃木県 真岡高校出身)
ゲーム開発は技術的な側⾯だけでなく、ユーザーの体験やニーズを考慮したデザインが不可⽋であるということを学びました。UX とUI を重視し、ユーザーが今までに内容な体験を提供することで、本当に価値あるゲームを提供できると感じました。これに加えて、チームを組みゲーム制作を行い、役割を分けているからこそ、細かなコミュニケーションをとることで自分の立ち位置を相手に教えることで、作業にずれが生じることなくスムーズに進行できることを学びました。