
一般社団法人痴漢抑止活動センターが主催する「第11回 痴漢抑止バッジデザインコンテスト」において、本学アニメ・マンガ学部2年の冨樫穂果さん(山形県 致道館高校 出身)が応募し、厳正なる審査の結果、審査員長賞を受賞しました。
本コンテストには、全国148校から1,014作品の応募があり、参加者851名の中から、冨樫さんの作品は見事受賞作品5点の一つに選ばれました。
審査にあたった審査員長からは、「応募作品はいずれも強い思いが込められ、全体として非常にクオリティが高かった」との総評が寄せられています。
その中でも冨樫さんの作品については、「『警告』という言葉が一目で伝わる文字組やレイアウトの完成度の高さ」「身につける側が意思表示をしやすく、日常の中でも抵抗なく着用できるデザインである点」が高く評価され、審査員長賞の受賞につながりました。
なお、冨樫さんが制作したデザインは、2026年春に缶バッジとして商品化され、無料配布される予定となっています。
❚ デザインコンセプト
この缶バッジが目に留まった瞬間に「警告」という文字が真っ先に目に入り、その後の視線誘導によって「何に対する警告なのか」を考えさせるデザインを意識しました。
また、痴漢被害は性別に関係なく起こり得ることから、「目」のモチーフは性別を特定しない、シンプルで真っ直ぐにこちらを見つめるデザインとしています。
❚ 痴漢抑止活動へのメッセージ
過去に実際に痴漢被害に遭った経験があり、その際は何も言えずに帰宅し、やり場のない悲しみや怒りを抱え、とても悔しい思いをしました。
このような抑止活動を知り、自身の経験を生かして関わることができる機会をいただけたことに感謝しています。
この取り組みを通じて、少しでも痴漢被害に遭う方が減ることを願っています。