【学生起業NEWS】事業創造学部2年 熊倉一真さんが、個人事業主としての活動をスタートしました!

事業創造学部に在籍する熊倉一真さん(2年)が、個人事業主としての活動をスタートしました!

熊倉さんは、実家で栽培しているお米を商品としてブランド化する挑戦に臨んでいます。
事業創造学部の実践的な学びを通じ、「ことぶきファーム燕」 の屋号で個人事業主としての活動を開始しました。

創業のきっかけやこれからの活動について、熊倉さんにお話を聞きました。

熊倉さんへのインタビュー

■個人事業主としての活動を決めたきっかけを教えてください。

高校3年生の頃から起業家になりたいと考えていました。
実家がお米を栽培しており、いつか商品化したいという思いを一族で思っていました。
その中で、自分が先頭に立ってブランドを立ち上げたことが、個人事業主としての活動を始めたきっかけです。

■入学してから1年半、どのような活動に力を入れて取り組んできましたか?

入学してからの最初の頃は、他の学生と共に別のプロジェクトに参加し、チームでの活動を経験しました。しかし、自分の考えとの違いを感じ、より本気で取り組めることを実現したいと思い、そのプロジェクトを脱退しました。その後、自らの手で実家のお米を商品化することを決意し、半年で販売できる形にまで仕上げました。会計学の授業で学んだ知識を活かして原価計算を行い、パッケージデザインもすべて自分で制作しました。活動の中では、親の反対や周囲の信用を得られないという壁もありましたが、行動で信頼を示し、理解を得ることができました。この経験を通して、学生起業家として挑戦する覚悟と、経営者に必要な行動力・粘り強さを身につけました。

■開志専門職大学に入学し、自身の成長につながったと感じる経験はどんなことですか?

開志専門職大学に入学して、最も成長を感じたのは、コミュニケーション能力と行動力が大きく向上したことです。
普段では出会えない経営者や企業の代表の方々から直接お話を聞き、実際に現場を見学するなど、貴重な体験を重ねてきました。
企業内実習では栗山米菓様で総務の方と行動し、仕事の進め方や社会人としての責任感を学びました。
もともと人前で話すことが苦手でしたが、プレゼンテーションに力を入れて取り組んだ結果、「Open Gate NIIGATA 2025」でお米のアイデアで優秀賞を受賞しました。
また、商品開発の授業では「宮野食品工業所」様に最終アイデアとして選ばれるなど、自分の経験を形にできました。
こうした挑戦を通じて、人と関わる力や行動力が身につき、自分自身の大きな成長につながったと感じています。

■個人事業主として活動を始めた現在の心境を教えてください。

個人事業主として活動を始め、やりがいを感じる一方で、不安が消えない日々です。
毎日、課題や連絡、商品のコストをどう下げるか、SNS(Instagram)の投稿など、常に問題解決に向けて考え続けています。「どうすれば商品を多くの人に知ってもらい、手に取っていただけるか」を試行錯誤する中で、経営者としての責任の重さを実感しています。
しかし、自分が想像していた商品が、想像以上に綺麗に形になったときは本当に嬉しかったです。成功よりも失敗や学びの方が多いですが、その一つひとつが自分の成長につながっていると感じます。最近ではテレビの撮影を経験し、緊張の中で自分の想いを伝える難しさや楽しさも学びました。
そして今は、商品がスーパーに並ぶ日を心から楽しみにしています。
やっと経営者としてのスタートラインに立てたと感じており、尊敬している経営者の方々と同じ場に立てることが、自分にとって大きな励みになっています。
これからも多くの方の意見を聞きながら、課題を一つずつ乗り越え、挑戦と成長を重ねていきたいです。

■起業や開業を志す在学生や高校生へ、メッセージをお願いします。

起業や挑戦を志す皆さんに伝えたいのは、まず行動することの大切さです。
ホリエモン(堀江貴文氏)は「今の時代は行動力が一番のアドバンテージ」と言っています。完璧に準備してから動くのではなく、まずは走りながら考え、改善していくことが夢を現実にするための道です。
私もこの言葉を信じて、小さな一歩を踏み出し、試行錯誤しながら商品化や営業に挑戦してきました。もちろん失敗や悔しいことがありましたが、それもすべて自分の成長につながりました。
挑戦する勇気を持ち、行動を続けること。
それが、夢を現実にするための一番の武器です。
皆さんも恐れずに一歩を踏み出し、一緒に頑張りましょう!

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