2025年5月29日(金)、事業創造学部2年次の起業家コース選択科目「実践ベンチャービジネス」(担当:古屋光俊先生)において、楽天投信投資顧問株式会社の東眞之 代表取締役社長にお越し頂き、特別講義を実施しました。
「実践ベンチャービジネス」は、2年生前期の選択科目です。起業家をリアルに目指している学生、起業家も1つの選択肢として学びたい学生が、「もし起業して、社長になったらどうなるか」をイメージする授業です。特に、資金調達、組織作りについて実際のケースを交えながら、実践的にじっくり学んでいきます。
今回の特別講義の目的は、普段、聴くことができない「投資」について分かりやすく理解することです。起業家にとって、「投資家」との関係は切ってもきれません。投資とは何かを、身近な話題からスタートして理解することは、起業家にとっての第一歩であると同時に、学生が将来にわたり豊かな生活を送るために非常に大事なことです。そこで、NISAや投資ファンドといった、聞いたことはあるが、あまり分かっていないような内容を、プロからご指南頂く機会を作りました。
講師の東さんは、楽天グループの中で、投信ファンドの組成や投資アドバイスを担当する投信投資顧問会社を経営されています。大手証券会社での長年のご経験と、その後の投信投資顧問会社でのファンド組成の経験や体験を交えながら、リスクとリターン、分散投資の考え方、そしてどうやったらお金を増やせるかについて、熱烈なる講義を頂きました。
株や債券、インデックス投資、アクティブ投資、長期投資といった専門用語も出てきましたが、学生目線で、どのように投資を始めたらいいか、今の1,000円が、長年の継続的な投資によって、どのように大きくなっていくのか、『時間価値』の大事さの説明を中心に、わかりやすくご講義頂きました。
学生にとっては、投資商品作りのプロから直接お話を聴くことで、投資商品の裏側で動いているファイナンス理論、そして、それらの理論がノーベル賞につながり、社会を豊かにしていくという仕組みを知ることができたという、まさにワクワクする話となりました。
東様、当日は、熱心な講義ありがとうございました。
こうした開志ならではの、最前線で活躍する実践的プロの講義は、今後もHPなどでお伝えしていきます。