「企業におけるDXの推進とそれを支えるITコンサルタント」NTTデータ経営研究所 三谷様が登壇!:「現代産業論」講義レポート

開志専門職大学では、社会の最前線で活躍するプロフェッショナルをゲストに迎え、学生が「仕事のリアル」に触れる「現代産業論」を開講しています。

第7回の講義では、株式会社NTTデータ経営研究所 主席研究員 三谷慶一郎様をお迎えし、「企業におけるDXの推進とそれを支えるITコンサルタント」というテーマでご講演いただきました。

DXとは「仕組みそのものを変える」こと

講義では、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が単なるIT化ではなく、組織の仕組みや文化、業務プロセスを見直し、競争力を高めるための取り組みであるとともに、今まさにそれが求められている理由についても、データを交えて示されました。

また、ITコンサルタントの役割についても、「システムを作る人」ではなく、「経営層と対話し、デジタルの力で経営課題の解決を支援する専門家」として位置づけられ、多くの企業が抱える“変わりたくても変われない”現状と、それをどう乗り越えていくかが語られました。

課題を見つけ、仕組みをつくる力が求められる時代へ

講義の終盤では、生成AIによる自動化の影響や、日本の労働生産性、DX導入効果の現状にも触れられ、「テクノロジーを入れるだけでは成果は出ない。それを活かす“仕組み”をどうつくるかが鍵になる」という視点が語られました。

また、変化が速い今の時代において、正解のない課題に向き合い、試行錯誤しながら改善を重ねていく「デザイン思考」の重要性も紹介。技術と社会をつなぐ思考力・実行力こそが、次世代の人材に求められている力だと伝えられました。

三谷様、ありがとうございました。

現代産業論の講義レポートは、今後もHPやSNSでご紹介していきます。

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