2025年4月18日(金)、2年次の必修科目「ビジネスプランの応用」(担当:古屋光俊先生)において、オイシックス・ラ・大地株式会社よりお二人のゲストにお越しいただき、特別講義を実施しました。
「ビジネスプランの応用」は、1年次後期の必修科目「ビジネスプランの基礎」で学んだ基礎知識をもとに、実践的で具体的なビジネスプランを策定する授業です。
今回ご登壇いただいたのは、オイシックス・ラ・大地株式会社 経営企画本部 Future Food Fund ファンドマネージャーである村田 靖雄 様と経営企画本部 グリーン戦略室 にて商品開発を担当する深澤 友貴 様のお二人です。
講義の前半では、村田様よりオイシックス・ラ・大地の成長ストーリーや成功の背景、フードビジネス市場の可能性、そして投資判断における視点などについてお話しいただきました。スピード感のある経営判断や、震災・コロナ禍といった時流に対応した柔軟な商品戦略、「ベースフード」のような注目スタートアップへの投資事例など、実際のビジネス現場からのリアルな話に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
後半は、深澤様による「フードビジネスの作り方」と題した講義です。現在、同社のプラントベースフードブランド「Plant Oisix」の商品開発に携わる深澤様からは、企画・試作・販売・振り返りまでを繰り返すリアルな商品開発フローや、「すべては“人の声”から始まる」という開発哲学についてのお話がありました。特に、「胃もたれせず、からだにやさしい食」を求める40〜50代女性をターゲットにした開発視点など、マーケティングの観点も交えた内容に、学生たちは多くの学びを得た様子でした。
その後、実施されたグループワークでは、「ワクワクするタレカツを考える」をテーマに、地域の特産品を活かした商品開発をシミュレーション。ふるさと納税の商品紹介枠のコンペという仮想設定のもと、ターゲット選定から商品コンセプトの企画、プレゼン資料の作成・発表までを行いました。
リアルなビジネスの現場で活躍するプロフェッショナルと共に行うこのような授業は、学生たちにとって、実践的な学びと刺激にあふれた貴重な機会となりました。
今回の特別講義で得た視点や発想力は、今後行われる「ビジネスプランの応用」の中間発表に向けた大きな弾みとなるはずです。
村田様、深澤様、本当にありがとうございました。
こうした開志ならではの特徴ある講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。