事業創造学部3年次科目「企業内実習Ⅲ」が10月より始まり、大学内で「産業研究(観光)」の授業を履修した学生が佐渡に訪れ、実習先で中間の社内提案会を行いました。
「企業内実習Ⅲ」の目的は、企業の課題解決案の提案とその実践を目指すことです。
今回紹介する実習先は、佐渡を代表する観光事業者「サンフロンティア佐渡株式会社」様 。
サンフロンティア佐渡様は、観光事業を中心に「佐渡を元気に!」と定め、佐渡の魅力を最大限に活かし、ホテル運営をはじめ、レンタカーやタクシーの二次交通、佐渡土産の企画販売など、多角的に取り組んでいる企業です。
#実習先での課題テーマは「佐渡の閑散期の旅行プランの企画」
実習テーマは、サンフロンティア佐渡様が運営するホテル「SADO RESORT HOTEL AZUMA」の「閑散期の宿泊プラン」と「それを利用した2泊3日の滞在型モデルツアープラン」の企画です。
学生はこれまで、企業内のリソースや佐渡の観光素材を把握するため 、実習先内の様々な部署へのジョブローテーションをしたり、佐渡島内を観光客目線で見て周ったり、観光客にインタビューしてみたりと、旅行商品企画に向けた下準備をしてきました。
そして、企画のターゲットは国内の准富裕層に決定。
#実習先の反応はいかに?
中間提案会を終えて、サンフロンティア佐渡様からは
「『SADO RESORT HOTEL AZUMA』だからこそできる要素をもっと盛り込んで欲しい」
「宿泊プランの特典の差額が、内容に見合ったものとなっているか、プラン内容を深堀りしてほしい」
などの具体的で実践的なフィードバックを頂くことができました。
#今後の意気込み
中間提案会を終えた実習生4名から、今後の意気込みを聞きました。
石川陸来さん「佐渡に行き実際に観光客の声が聞けたので、お客様の声を参考にしながらプラン改善をしていき、再提案していきます」
城田陸郎さん「佐渡に観光客を呼び込んで、盛り上げていきたいです!」
堀田龍宇哉さん「佐渡を学び、冬の魅力を活かした満足度の高い商品を作りたいです」
横山翔也さん「佐渡に長期間滞在して、佐渡の良さをたくさん知ることができたので、皆さんにぜひ知って欲しいです!」
最後に、実習において学生サポートをしている実習担当教員である、市川昌史先生からも一言コメントをいただきました。
「授業で学んだ観光マーケティングの知識や手段が、実際に仕事の現場に行くと、どのくらい使われていて通用するのか、その肌感を学生のうちに体験して欲しいです。そして実習先ひいては佐渡の観光課題に真剣に向き合って、この経験を将来に生かしていきましょう!サポートします!引き続き頑張って下さい!」
今回紹介したサンフロンティア佐渡様での実習のように、企業内実習では、ビジネスの現場ならではの生きた経験や知識を得ることができる、専門職大学ならではの学習プログラムです。
今後も企業内実習や授業の様子は、HPでご紹介します。
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