<開志のまなび>事業創造学部1年次科目「経営戦略論」特別講義を開催!【特別講師:(株)Matchbox Technologies 代表取締役社長 佐藤 洋彰様、NSGグループ 代表取締役会長 池田 弘様】

2023年10月24日(火)、事業創造学部1年次の科目「経営戦略論」(担当:星 和樹 准教授にて、株式会社Matchbox Technologies 代表取締役社長 佐藤 洋彰 様、NSGグループ 代表取締役会長 池田 弘 様 による特別講義が開催されました。

▼佐藤 洋彰 様 ご経歴

1984年11月、静岡県裾野市生まれ。幼少期を米国デトロイトで過ごす。
高校生の時に企業を決意。中央大学時代に講師として出会った池田会長の誘いをうけ、大学を中退し19歳でコンビニ経営会社のFusion’zを設立。
2009年、ローソン加盟店として国内トップの店舗数を達成。
2014年、株式会社ローソンとの合弁会社ローソンスタッフ株式会社を設立。
2015年、Fusion’z Holdingsを設立しグループ経営に移行。
2020年、株式会社Matchbox Technologiesに社名を変更し、matchboxの本格販売を開始。

池田 弘 様 ご経歴

1949年新潟市生まれ。國學院大學で神職を学ぶ。
1977年に愛宕神社の宮司となる。
同年に新潟総合学院を開校しNSGグループを立ち上げ、理事長に就任。
1996年にアルビレックス新潟の代表取締役に就任、地域密着型のビジネスモデルをプロスポーツに導入、
アルビレックス新潟が巻き起こした旋風は”新潟の奇跡”と呼ばれる。
2003年にJ2でリーグ優勝、翌年にJ1昇格を果たし、地域を巻き込んだ盛り上がりで新潟に新たな活力を生み出す。
2006年藍綬褒章、2019年旭日重光章を受章。
第11回渋沢栄一賞 受賞。


今回の特別講義は、佐藤社長のご講演、佐藤社長と池田会長によるパネルディスカッション、質疑応答のセッションから成り、学生たちは貴重なお話に耳を傾けていました。

佐藤社長 ご講演

佐藤社長のご経歴及び会社の沿革からご講演が始まりました。
19歳でローソンのフランチャイジーとして起業~ローソン社との合弁会社の設立~Matchbox Technologies社の設立までの背景や経緯を、佐藤社長の実体験も交えながら、お話をいただきました。

さらに、現在Matchbox Technologies社が提供している「matchbox」という商品が誕生した背景として、
日本は本当に人手不足なのか?という問題提起からお話が始まり、その問題を読み解くように、現在の日本の労働力の状況・課題をお話いただきました。その上で、matchboxの特徴やビジネスモデル、matchboxを活用した自治体との連携事例が展開されました。

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最後に、本科目の主題でもあるMatchbox Technologies社の経営戦略をお話いただきました。

Matchbox Technologies社の経営戦略については、「小で大を成す」とし、
1.大きな社会課題を局地で解決する(地域no1の積み重ね)
2.空気抵抗の低いビジネスモデル(誰も損しない仕組み)
3.模倣困難性が高いビジネスモデル(知財戦略・ノウハウ)

の3点を挙げられ、学生たちに自身の会社経営の中で学んでこられた知見を伝えていただきました。

 

佐藤社長と池田会長によるパネルディスカッション

パネルディスカッションでは、NSGグループの池田会長にファシリテーターとして登壇いただき、佐藤社長と池田会長による出会いについてのお話から始まりました。
池田会長が当時のことを振り返り、佐藤社長は、強烈に経営者になりたいという欲求が強かったとのことで、池田会長から佐藤社長へコンビニの経営を勧められたとお話がありました。

さらに、FC戦略・経営戦略についてのお話が繰り広げられました。
起業時には、人口減小やITの台頭など社会情勢が変わりつつあり、ITに関連する企業とそうでない企業で時価総額や社員の給料で大きな開きが出てきており、佐藤社長はコンビニ経営での実体験をもとに、コンビニの人手不足及び地域の人手不足を解消する事業を創り、ユニコーン企業を目指す方向へと転換されたと戦略立案の経緯をお話いただきました。

その他にも、matchboxのマーケティング戦略や国際戦略、ローソンとの合弁会社の設立に関するお話があり、起業の精神の大切さを学生たちに伝えていただきました。

 

質疑応答

講義の最後に、質疑応答のお時間をいただき、計4名の学生から質問がありました。

学生の一人からは、
企業やビジネスを行う上で、見えないチャンスを掴むためにはどうするべきか?
という質問がありました。

それに対して、佐藤社長からは
明確な答えがある。それは、意識を変えること。自分が視座を上げられるように日常から考え、物事の価値を捉えることが重要
とお話をいただきました。

 


佐藤社長、池田会長、誠にありがとうございました。
今後もこうした講義の様子はHPやSNSでレポートしていきます。

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