2023年6月、情報学部2年次の科目「クラウド技術概論」(担当:磯西徹明教授)にて、株式会社マーズフラッグ 代表取締役社長 武井信也様による特別講義が行われました。
昨年度に引き続き、2回目となった武井社長の特別講義。今回は「世界で働く起業家に聞く!」と題し、現在、マレーシアのクアラルンプール、シンガポールを中心に東南アジアと東京で活動をされている武井社長流の世界での働き方、マーズフラッグ社の事業内容や取り組みなどを幅広くお話をいただきました。
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武井社長は自己紹介で自身を「地球人」と名乗り、20年もの間、世界各国で「アート系写真家」、「ヴォーカリスト」、「グローバル起業家」等、あらゆる活動をされています。その中で、マーズフラッグ社は、1998年、武井社長が26歳の時に設立されました。
高校生の頃から友人と一緒にサーチエンジンやAIを作り始めたという武井社長。マーズフラッグ社を設立後、2006年には日本初のサーチエンジンサービスを提供、三菱電機が最初の顧客となり、その後クラウドサービスを展開しました。
武井社長が「Googleからの買収オファーを受けた男」、「Googleに勝った男」、と呼ばれる理由は、マーズフラッグ社が独自のサイト内検索技術「MARS FINDER」を開発し、日本の大企業や官公庁などに採用されているからです。「MARS FINDER」は日本のBtoBの検索市場で優位性を持ち、Googleや中国最大の検索エンジン「百度(バイドゥ)」からも買収提案を受けたことがあり、マーズフラッグ社の成功により、武井社長は日本企業のサイト内検索市場での主導権を握りました。そのような功績から「日本で唯一、Googleに勝った男」と称されるようになりました。
今後、マーズフラッグ社が目指すのは、「当社で用意した検索サービスを世界中に広げること」、と語る武井社長。オフィスを持たず、メタバースオフィスにすることで、世界中で自由に働く社員同士の交流を活発化するなど、柔軟で多様な働き方を提案する武井社長の話に学生たちは真剣に耳を傾けていました。
講義の最後に武井社長より
「私たちは世界中に収入源があり、世界中の場所に住むことができるメンタリティを持っています。私は今東南アジアにも生活拠点を持ち、世界を飛び回りながらオンライン・オフラインで仕事をしていますが、皆さんにも世界に出て可能性を広げることを考えてほしいです。人生は予測できないものですから、チャンスが訪れた時には積極的に掴んでください。私は友人と一緒に会社を起こし、長い付き合いをしています。友人との絆はとても心強いものです。学生時代の友人とのつながりを大切にし、長く続けていくことをおすすめします」
というメッセージをいただきました。
武井社長、株式会社マーズフラッグの皆様、ありがとうございました。
こうした講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。