2025年12月18日(木)、事業創造学部・情報学部が共同で行う「現代企業論」において、ダイワ住販株式会社 代表取締役社長 猿渡達也様をゲスト講師にお招きし、「不動産事業と事業承継〜私が2代目社長になるまで〜」というタイトルで講義いただきました。
ダイワ住販株式会社は、東京都小平市を中心に不動産事業を行う企業となります。猿渡達也様は2代目の社長であり、大学時代からの自身を振り返りながら、それぞれの取り組みや思いをお話しいただきました。

講義では、不動産事業の概要を説明され、お仕事に関連して、実際に部屋を借りる際、また先々住宅を購入する際の注意点をお話しいただきました。その後、大学、信託銀行就職、アメリカ留学、外資投資銀行を経て家業を承継するまでの流れでお話しいただきました。
不動産鑑定士等の資格取得に関連して、資格のメリットやデメリットについてお話され、またアントレプレナー育成で有名なアメリカのバブソン大学に留学した際に異文化間のコミュニケーションで苦労されたこと、またハードな外資系投資銀行の仕事など、困難をどう乗り切っていったかをお話しいただきました。

バブソン大学では、授業の最初に毎回” Do you have a passion?”と聞かれ、学生たちは「Yeah, baby!」と返し、知識やスキルだけでなく、起業家としての情熱も重要視されているようでした。また、海外で学生たちとのグループワーク、投資銀行での欧米人の仕事の考え方等、国内にいてはなかなか実感のない貴重なお話もありました。
その後、実家に帰って家業である不動産業の仕事を始めた時のスタンス、またお父様から家業を承継して2代目社長となってからの心構えなどを、歴史上な名言を織り交ぜながら、説得力のある話がたくさんありました。

最後に、学生たちへのメッセージの後、学生からも多数の質問がありました。「難易度の高い資格をとるにはどうするのか」、「海外の人とコミュニケーションをとる際に気をつけること」、「勉強が乗り気でないときどうするのか」等、いくつもの人生の転機を乗り越えられてきた猿渡様に説得力ある回答をいただきました。