2024年10月9日(水)、本学事業創造学部の市川昌史先生が新潟青陵高等学校にて出張講義を行いました。
テーマは「世界遺産になるとどうなるの？〜佐渡島の金山と他県事例を理解しながら考えよう〜」
＃佐渡島の金山は手工業の最高到達地点！？
まずは、世界遺産の定義や登録基準など基本知識の解説が行われ、佐渡島の金山がどのような歴史的価値を持ち、なぜ登録に至ったのか解説されました。
佐渡島の金山は、江戸時代から1989年まで金や銀の生産が続いた場所で、手工業での採掘が行われていたという世界的にも珍しい特徴を持っています。
＃バランスが大事
日本国内での世界遺産登録後の事例を交えながら、観光産業への影響や世界遺産の保護と商業化のバランスの重要性についての考察がなされました。
講義の中で高校生へ質問すると、多くの高校生が佐渡島に行ったことがありますが、なぜ世界遺産になったのかは意外にもほとんどの生徒が知りませんでした。
最後に、「佐渡島の金山の世界遺産登録をきっかけに、まずは、地元新潟の様々なストーリーを知って、色んな人に自慢したくなるくらい新潟を好きになって欲しい」というメッセージで締めくくられ、講義は終了しました。
この講義を通じて、生徒たちは佐渡島の金山についてそのすごさを説明できるようになり、観光業と地域社会の共存の重要性について考える機会となったのではないでしょうか。
事業創造学部では、現在「企業内実習Ⅲ」にて3年生が、実際に佐渡の観光事業者に行き、佐渡の観光を盛り上げる課題解決を長期に渡って取り組んでおります！
実習の様子は、今後トピックスに掲載予定ですのでお楽しみに！