<事業創造学部>2年次科目「実践ベンチャービジネス」にて、NTTドコモ スマートライフカンパニー ライフスタイルイノベーション部長 笹原優子様の特別講義を実施しました

事業創造学部2年次科目「実践ベンチャービジネス」(担当:古屋光俊教授)にて、(株)NTTドコモ スマートライフカンパニー ライフスタイルイノベーション部長 笹原優子様の特別講義を実施しました。

笹原様は、NTTドコモに入社後、ガラケー時代の画期的なインターネットサービスである「iモード」の立ち上げに携われ、「絵文字」サービスの開発など、多様なサービスや新機能の企画・開発を行われました。その後、企業派遣生として、1年間の米国MIT(マサチューセッツ工科大学スローンスクール)へのMBA留学を経て、NTTドコモとNTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC(※))である(株)NTTドコモ・ベンチャーズの代表取締役社長に就任されました。現在は、同社取締役として、継続して会社経営に関与されるとともに、親会社のNTTドコモにてドコモでんきやセキュリティサービスなどコンシューマ向けの様々なサービスを事業展開されています。
今回は、ドコモ・ベンチャーズ社長として推進されたNTTグループと国内・海外ベンチャー企業とのオープンイノベーションの取組みを中心にご講演頂きました。

(※)…CVCとは、一般のベンチャーキャピタルとは異なり、NTTドコモやNTTグループ企業のような大企業が出資するベンチャー投資ファンドを運用し、投資収益だけでなく、投資先ベンチャー企業と親会社との戦略的シナジー(新事業展開)を生み出す取り組みのこと。

今回の講義では、1,000億円規模の資金を運用し、日本を代表するCVCであるドコモ・ベンチャーズの日本と海外(アメリカ、ヨーロッパ、イスラエル)におけるグローバルな活動をご紹介いただきました。国内・海外のユニークなベンチャー企業への投資事例、NTTグループ企業とのオープンイノベーション、2030年から始まる6G時代への夢が広がるNTTドコモの活動、現在笹原様がリーダーシップを発揮しておられる「ライフスタイルイノベーション部」での活動など、情報満載で、充実した講演内容でした。

受講した学生からは、「ドコモといえば携帯電話の会社というイメージしかなかったが、それ以外にも生活やビジネスに密接に関係する多くの取り組みをしていることに気が付いた」「ベンチャー企業との取り組みで、NTTのような大企業が新たなイノベーションを生むダイナミズムを感じた」などの感想がありました。
1,000社を超える子会社グループを持つNTTグループ・NTTドコモで数多くの新規事業や開発に携わってきた笹原様ならではのご経験談もお聞きでき、とても楽しい講演会となりました。

講義の後半は、事前に笹原様からお題を頂いていた「新しいコミュニケーションサービス」について、学生たちから笹原様へ、アイデアを提案するプレゼンテーション大会が行われました。

学生たちは3,4人のグループに分かれ、アイデアの内容について発表しました。

学生たちは4人程度のグループに分かれ、学生らしい視点で生み出したアイデアを発表しました。
日常的に利用するSNSやアプリサービスにおける「困り事」や「もっとこうだったらいいな」「こんなサービスがあったらいいな」を実現するアイデアが飛び出し、「大人と話す時に、話題を提供してくれるサービス」「LINE通話で、時間制限を設定したい」「動画再生アプリで、他の人のおすすめ動画を見てみたい」等のアイデア提案に対して、笹原様はじめNTTドコモの皆様からは「コミュニケーションサービスのプロ」目線で、鋭く、かつ愛のあるコメントを頂きました。


▲(写真左から) NTTドコモ 森田様、笹原様(ご講演者)、植野様

 

笹原様、NTTドコモの皆様、すばらしい講義をありがとうございました。
こうした開志専門職大学ならではのユニークな講義の様子は、今後もSNSやHPでご紹介します。

 

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