2024年11月1日(金)、事業創造学部1年次科目「アントレプレナーシップ論」(担当:古屋光俊先生)にて、NTTテレコン株式会社 代表取締役社長 深澤 充様にゲスト講師としてお越し頂きました。
深澤社長は、IoT事業のNTTグループ企業の社長として、社長就任以来、売上を急拡大させた、NTTという大企業におけるアントレプレナー(起業家)です。20代、まだ入社したての頃からのダンディな「あごひげ」は、「人のやらないことをやる」という深澤イズムの象徴であり、当時としては、NTTという保守的な大企業において衝撃的な出来事でした。今回、開志の学生のために、自らのアントレプレナーシップ(起業家精神)を語るべく、ご講演となりました。
講義は、「情報通信の未来 ~NTTグループのIOWN(6G)構想~ 」と題し、NTTが2019年に発表した「IOWN構想」によってどのような未来が待っているのか、開志の学生のアントレプレナーシップをくすぐるような具体的な事例のご説明を頂きました。有名な「ムーアの法則」(半導体の性能が2年ごとに2倍になる)が、ついに、その限界を迎えつつあり、NTTが提唱するIOWN構想(オールフォトニクス・ネットワーク:ネットワークの全てを光技術で実現する)こそが、初めて新たな世界を作ること。IOWNによる新しい世界では、「Smart Mobility」、「Smart Entertainmennt」といった、学生にも身近で分かりやすい素晴らしい世界が実現すること。22の多彩な事例をご紹介頂きました。
講義の後半では、いよいよ、深澤社長の哲学が始まります。開志の学生に向けて、「これからの生き方・働き方」におけるキーワードは、「真のケイパビリティー」「Win-Win(オープンイノベーション)」「リスクマネージメント」の3つであること。この3つのキーワードは、社会で大きな活躍が期待される学生に、より良いキャリア、人生、そして自分らしい生き方を応援する強烈なメッセージとなりました。
「一番重要なことは、自分の強み・弱みを棚卸し、継続的に保有・強化すべき強みは何かを考えることです」とし、自分で考えること、周りに迎合することなく、自ら選んでいくことの大切さを強調されました。
最後は、学生との質疑応答です。「起業家になるために意識することは何ですか」という直球の質問に対して、「起業家になるためには、まず自分の活かせるところはどこかをしっかり見つけること。その上で、実際にモノを見て触って現地の人と話すことで色々なことが身につきます」と丁寧な回答があり、一同納得でした。
アントレプレナー(起業家)や経営者を目指す学生、社会での活躍を夢見る学生にとって、ご自身の経験に裏打ちされた力強いメッセージは、参加した学生全員の心に染みわたりました。
深澤様、熱血講義、誠にありがとうございました。
こうした講義・講演の様子は、引き続きHPやSNS等でご紹介していきます。