【学生の活躍】情報学部4年・曽根歩生さんが情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催「ウィンターワークショップ2025」で発表!ープログラミング教育の新たな可能性を探るー

2025年1月11日(土)、情報学部4年 曽根歩生さん(鈴木源吾先生ゼミ所属)が、情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催「ウィンターワークショップ2025」(会場:海峡メッセ下関)にて研究発表を行いました。

本発表は、プログラミング教育におけるエディタログの活用とリプレイツールの試作についての研究成果を紹介するものです。

 

<発表概要>
発表タイトル:「エディタログのプログラミング教育への応用とリプレイツールの試作」
発表者:曽根歩生
共同研究者:鈴木源吾(情報学部教員、数理・データサイエンスセンター長)、
熊倉一哉、松崎優樹(情報学部4年、𠮷田ゼミ所属)、𠮷田貴裕、堀川桂太郎(情報学部教員)
飯村結香子、斎藤忍(NTT コンピュータ&データサイエンス研究所)

本研究では、近年のプログラミング教育における課題の一つである生成AIの影響に着目し、学生のエディタログ(プログラミング行動履歴)を活用する新しい教育手法を提案しました。特に、NTT研究所が開発したリモート開発環境 「MORDEn」 を用いて,学生を対象とした実験を実施し,データ収集・分析を行い、学生のプログラミング過程を可視化しました。

 

研究のポイント

生成AIの影響を可視化:学生がAIに依存しすぎているかをログデータから分析
エディタログのリプレイツールを試作:学生のコード作成過程を再現し、教育への活用を検討
実験を通じたデータ収集と分析:プログラミング初学者と上級者の違いを可視化し、教育支援ツールの開発を進める

発表では、エディタログを用いた新しい学習支援の可能性が示され、参加者からも大きな関心が寄せられました。

 

今後の展望
本研究で試作されたリプレイツールをさらに発展させ、学生が自身のプログラミング過程を振り返り、エラーの原因をより効率的に学べる環境を目指します。また、生成AIの利用状況をより精密に分析し、効果的なプログラミング教育の実現に貢献していきます。

今回の発表は、本学のデータサイエンス教育・研究の発展に向けた大きな一歩にもなりました。今後のさらなる研究の進展にも期待が高まります!

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