情報学部4年生の熊倉一哉さん(新潟県 新潟江南高校出身)が、個人でWebアプリケーション「Spreeva」を開発しました。このアプリは、日本人の英語スピーキング力を向上させることを目的としたアプリです。
「英語を勉強していても、いざ話そうとすると『Yes/No』で終わってしまい、会話が広がらない」——これは熊倉さん自身が痛感した大きな壁。
どれだけ勉強しても、実際に話す機会がなければ言葉が出てこない・・・そんなもどかしさから、「一人でも実践的なスピーキング練習ができる環境を作りたい」と考え、Spreevaの開発を決意したとのことです。
開発者の熊倉さんにお話を伺いました。
――どんなアプリなのでしょうか?
「Spreevaは、短い時間で相手の意図を正しく理解し、話に深みや厚みを持たせる力を養うことを目的としています。単に英語を話すのではなく、論理的に考え、自分の言葉で伝える力を鍛えることができる設計になっています。そのアプローチはネイティブ英語講師からも評価され、より実践的なスピーキング力を身につけるトレーニングツールとして進化を続けています」
――大学の授業の中で役に立った授業は何ですか?
『プログラミングの授業で培った基礎技術はもちろんですが、それ以上に役立ったのは「考え方」を学んだ授業でした。UI/UXデザインやデータベース設計を学ぶ中で、「使いやすさとは何か」「スムーズな学習体験をどう作るか」を常に考えるようになりました』
――アプリ開発をしてみたい!という高校生へ何かアドバイスをするとしたら?
『アプリ開発は「技術」だけではなく、「誰のどんな課題を解決するのか」が何よりも大切です。完璧を目指すのではなく、まずはシンプルでも動くものを作り、実際に使ってもらいながら改善を重ねていくことが成功の鍵になります。僕自身、最初は「本当にできるのか」と不安でしたが、一歩ずつ進むうちに、気づけば形になっていました。もし少しでも興味があるなら、今すぐ何かを作り始めてみてください。その一歩が、未来を変えるかもしれません』
――ありがとうございました!
開志専門職大学では、学んだ知識や技術を活かしながら、自分のアイデアを形にする環境が整っています。熊倉さんのように、学びを実践に結びつける経験を通じて、大きな成長を遂げることができます。
ぜひ皆さんも使ってみてください!