<開志のまなび>事業創造学部 1年次「ビジネスプランの基礎」2023年度 講義最終回レポート
開志専門職大学ならではの学び方や特徴的な講義、学生の取り組みについてご紹介する<開志のまなび>。今回は、事業創造学部1年次後期の必修科目「ビジネスプランの基礎」2023年度 最終講義の様子をレポートします。
学生ならではのユニークな事業計画をグループで考える「ビジネスプランの基礎」
「ビジネスプランの基礎」(担当:古屋光俊教授)は、新しいことを始める(起業といいます)ときに必要な計画書(ビジネスプランといいます)の書き方を学ぶ講義です。
学生は4、5人のグループに分かれ、自分たちで「こんなサービスや製品があったら面白い」「社会の役に立ちそう!」と思うアイデアを持ち寄り、議論を進めながらビジネスプランの形に仕立てていきます。
11月の中間発表では「自分たちでラーメン店を経営する」というお題でした。
2024年1月26日(金)に行われた最終発表では「新潟県でやってみたいアイデア」を自由に考えて、グループごとのプレゼン大会が行われました。
発表会当日は、ビジネスアイデアへの投資を考えるプロである、事業創造キャピタル株式会社から2名をゲストとしてお招きし、学生のプレゼンをご覧いただきました。
▲(写真左から)事業創造キャピタル株式会社 取締役会長 佐藤光歳様、代表取締役 高橋秀明様
事業創造キャピタルは、ビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA」の開催や、学生が創った会社に投資する「開志エンジェルファンド1号」の運営を行い、開志の学生起業をバックアップする
力強い存在です。2023年には、開志発ベンチャー1号の「LacuS」社への出資が行われました。高橋様は、投資家としての活動に加え、新潟県のスタートアップ支援拠点「CLIP長岡」で多くの起業家を育成され、開志でも「起業家道場」を開催。新潟における学生起業家の育成から投資まで幅広く活躍されています。
最終発表会では、4分間の持ち時間でプレゼンテーションを実施。ビジネスのコンセプト、製品やサービスの内容、ターゲット顧客、顧客に提供する価値、売上の予測など、思い思いの計画について説明されました。学生の発想はとてもユニークで「災害用の一輪車発電・蓄電器」(小学校にある一輪車で、災害時に発電してスマホを充電する)や「要介護者向けの旅行サービス」(老人施設に入っているお年寄りが、もう一回行きたい場所に旅行してもらうサービス)等がありました。
発表後、佐藤様、高橋様から、学生のビジネスプラン一つ一つに対して丁寧なコメントとアドバイスがありました。学生にとっては、自分たちの成果を評価してもらえる貴重な体験となり、2年次以降の学びに弾みがついたことと思います。
佐藤様、高橋様、本当にありがとうございました。
こうした開志ならではの特徴ある講義の様子は、今後もHPなどでレポートしていきます。