<開志のまなび>NECからゲスト講師が登壇!事業創造学部「デザイン・シンキング概論」2022年度最終回レポート
開志専門職大学ならではの学び方や特徴的な講義、学生の取り組みについてご紹介している<開志のまなび>。今回は、前回の記事に引き続き、デザインの考え方を駆使して課題解決や新しい製品・サービスを生み出す手法を学ぶ講義「デザイン・シンキング概論」【担当:西川昌宏准教授】をご紹介します。
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今期の最終回となった今回の講義は、NECでデザインを統括する2名のゲスト講師がご来学しました。
▲(写真右から)コーポレート・エグゼクティブ 勝沼潤様、コーポレートデザイン部 統括部長 井手裕紀様
勝沼様、井手様からは、NEC(日本電気株式会社)の企業としての成り立ちと事業領域、NECにおけるデザイン実例、そして今回の授業でも学んだデザイン思考が現場でどのように活用されているか、NECの企業内における新事業開発の実例を交えながら説明いただきました。
井手様からは、事業創造学部が学びの目標とする「新しい価値を創造する力」について、具体的な例を挙げながら「新しい価値を創造するには『問いを立てる』ことが大事。今はまさに予測できないVUCAの時代です。正しく未来を予測するだけでなく、ありたい未来を想像すること。調査資料やトレンド・統計情報など、外からの情報だけで物を考えるのではなく(アウトサイド・イン)、原体験や課題意識、熱意や情熱、夢中になれることなどから、目指したい未来を考える。そのために明日どうするか?という考え方(インサイド・アウト)が大切。その一歩が『問いを立てる』ということだと思います」といったお話がありました。
この他、すぐにアイデア出しに生かせそうな多くのアドバイスを頂き、最後に西川先生からのお話を以て、今期のデザイン・シンキング概論の講義は幕を閉じました。ご協力いただいた勝沼様、井手様、ありがとうございました。
デザイン・シンキング概論をはじめ、こうした本学ならではの講義の様子は、今後もHPでご紹介していきます。