<サークル活動>起業サークル「Credo」主催イベント開催!「現役VCに訊く!最新の資金調達事情 ”国内VCの現状と未来に学生起業家が切り込む”」
3月10日(金)、紫竹山キャンパス2階・創業支援センターにて、起業サークル「Credo(クレド)」主催のイベントが行われました。
在学中や卒業後の起業を志す学生が集まり、ベンチャー支援者との交流イベント開催や学生同士の情報交換等の活動を行っている「Credo」。今回のイベントのタイトルは「現役VCに訊く!最新の資金調達事情 ”国内VCの現状と未来に学生起業家が切り込む”」。
起業家の創業資金援助を行い、シード期、アーリー期等と呼ばれる初期の成長過程まで共に伴走するVC(ベンチャーキャピタル)として、多くのスタートアップ企業を支援してきた2名のゲストをお招きし、学生の進行でトークライブを実施しました。
▲2名のゲストスピーカー。写真左からW株式会社 パートナー 服部将大様、事業創造キャピタル株式会社 代表取締役 高橋秀明様
第1部はゲストの自己紹介として、これまでのご経歴、事業内容のご紹介、取り組まれてきた投資事例をはじめ、VCの仕事内容について多角的な視点からお話いただきました。
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学生起業の最も大きなハードルとなる資金面での支援について「投資にあたってどのような判断が行われるのですか?」といった質問に対し、ゲスト両名からの
「プレゼン資料、財務計画等、こちらに提出してもらう資料や書類はたくさんあるのですが……それよりも、その人が自分がこれから始めたい事業にかける想いや熱量、『同じ船に乗りたい』と思えるかどうか?というところを見極めて、大切にするようにしています」(高橋様)
「起業家の方と接していて『この人は本当に、人生をかけて世の中を変えようとしているんだな』と思うと、心に響きます」(服部様)
といった、事業内容や資料だけでは分からない、人の心を動かすような熱意が、起業家にとっては大切であるというお言葉に、参加した学生たちも大きく頷きながら聞き入っていました。
▲写真左:サークル代表で学生起業した、事業創造学部3年 古津瑛陸さん/写真右上:イベント第1部の司会を務めたサークルメンバー。左から事業創造学部2年 井手上京香さん、上野祥栄さん
第2部は、3者による質疑応答のトークライブ形式。ファシリテーターを務めたのは、サークル代表/事業創造学部3年 古津瑛陸さんです。古津さんは、在学中(2年次)に学生起業を成し遂げ、株式会社を設立。今年1月には、本学のベンチャー投資ファンド「開志エンジェルファンド1号」(運営:事業創造キャピタル株式会社)から、500万円の出資を受けることが決定しました。
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事前に募集した質問には「周りからの意見をどうしたらいい?」「学生との接点はどのような場面で持つの?」「資金提供したいと思う人や会社の特徴は?」…等、在学中や卒業後の起業を視野に入れた学生ならではの、リアルな内容が並びました。
ゲストのお二人からご回答をいただく中「学生起業するメリットって何?」といった質問に対し、W株式会社 服部様からこのような回答がありました。
「今の時代は、学生起業して失敗して社会人になる…が許される時代。今は大企業の人も新しいものを取り入れたい気持ちが強く、スタートアップ、オープンイノベーションが求められている。『社会人経験はないけど、学生起業して、結果上手くいきませんでした』という人の方が、社会に出た時に“尖った人間”として差別化を図ることができるし、人材価値が高いと考えますし、今は企業がそう思う素地ができている、整ってきている実感があります。『失敗したら企業に入れば良い』という気持ちで、失敗を恐れず挑戦してほしいと思います」(一部抜粋)。
当日は、本学だけでなく他大学からも起業を志す学生が参加し、オンラインでの同時配信も行われ、チャットで質問も募集。
実際に起業する方々への資金援助を行ってきた現役VCならではの貴重なお話に、参加した学生たちが熱心にメモを取る姿が印象的でした。
今後も学生起業に関するニュースやサークル活動は、本学HP等でご紹介していきます。