<開志のまなび>事業創造学部「デザイン・シンキング概論」最終発表会
開志専門職大学ならではの学び方や特徴的な講義、学生の取り組みについてご紹介している<開志のまなび>。前回ご紹介した、デザインの考え方を駆使して課題解決や新しい製品・サービスを生み出す手法を学ぶ講義「デザイン・シンキング概論」【担当:西川昌宏准教授】で最終発表会が行われました。
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講義テーマは「大学のサービスをデザインする」をテーマに、紫竹山キャンパスで学生たちも日々利用している、図書館とカフェテリア(食堂)を実際に事業創造学部の島田健太郎先生が使用。その動画を題材にして、グループに分かれて意見を出し合う全4回のグループワークを実施してきました。
今回は、その最終発表の様子をお伝えします。
前回までの授業では、動画で得られた気づきから課題を抽出し、その課題を解決するサービスアイデアを創出しました。今回の発表では、グループ毎に考えたサービスを導入してユーザーが満足するまでの最終的な利用イメージをアクティングアウト(寸劇)で発表しました。
各チームからさまざまなアイデアが。
各チームからさまざまなアイディアが。
「カフェテリアでの待ち時間や、昼食後の時間がつまらなそう…」という課題に対しては、
「大学内のWEBシステムを使って注文、料理の完成のお知らせまでしたらつまらない時間が減る!」
「海外好きな島田先生に向けて、メニューやBGMを外国風にしてカフェテリアの雰囲気を楽しめるようにしよう!」
また、「図書館の本が多くて探すのが大変、棟が別で行くのが大変…」といった課題には
「本棚を色分けして本を探しやすくしよう!」
「借りたい本を届けてくれるサービスを作って解消しよう!」などの意見が。
すぐに実現できそうなアイデアから、壮大なアイデアまで、グループ毎の個性が感じられる発表となりました。
西川先生からは
「便利なだけではユーザーは満足しない、期待を上回るアイデアを考えてほしい」
「全員を満足させようとするのではなく、対象となるユーザーを絞ってから考えると良い」
今回ユーザー役を務めた島田先生からは
「自分では気がつかなかったけど、カフェテリアで楽しみたいという欲求があることに気が付いた」
「今回はユーザー役である私を満足させるのが目的だが、それ以外の周りの人も楽しめる提案は素晴らしいと思った」
といったコメントがありました。
デザイン・シンキング概論の授業は第2期で修了しますが、最終日には、外部からのゲスト講師を予定しています。
こちらの様子も、引き続きWEBサイトで紹介していきます!