情報学部 KAISHI LAB ワークショップを開催しました!【12/10(土)「ロボットで自動運転技術を体験しよう」・12/17(土)子ども向けプログラミング教室 ミラプロ様ご協力のワークショップ】
2022年12月10日(土)、17日(土)、小・中・高校生を対象に、情報学部 KAISHI LAB ワークショップを開催しました。
KAISHI LABは、3DプリンターやIoTのシステム開発及びプログラミング設備、3DのモデリングができるPC、レ ーザーカッターや電動ノコギリ等、ものづくりの環境が整っているfab施設です。IoT・ロボティクスエンジニア育成の拠点であるKAISHI LABでは、様々な高度技術に触れ、知見の広がる新しい体験をすることができます。
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2022年12月10日(土) 「ロボットで自動運転技術を体験しよう」
情報学部 准教授・小野山博之先生によるワークショップ「ロボットで自動運転技術を体験しよう」を開催しました。車の自動運転やロボットの環境認識に用いられている装置・LiDAR(ライダー)を搭載した小型移動ロボットの操縦をはじめ、LiDARによる3D地図の制作、スマート農業に関する学びなど、参加者の皆さんには幅広い体験をしていただきました。
このようなセンサ技術を使用して小野山先生が携わってきた農業用ロボットの紹介もあり、小野山先生は、「近い未来の20年後、120万人の農家が高齢化により20万人まで減少する可能性があります。様々な業界で従事者が減少してきており、農業生産物を消費者にお届けするためには農業現場から物流までの自動化が必要で、そのための研究開発を進めていきます」と、農業ロボットの社会的意義を語り、ワークショップは終了となりました。
ワークショップ後に小野山先生にお話しをうかがいました。
「参加者の皆さんがとても盛り上がってくれてよかったです。小中高校生の皆さんはプログラムを学んでいても、受験勉強のタイミングなどでやめてしまうことも多いとお聞きしておりますが、興味のあることはぜひ継続してほしいと思います。今後もKAISHI LABではこのような活動を続けて、小学生から大学生まで、プログラムやIoT含め、最先端の技術に興味を持つ方を増やしたいです。また、小学生の皆さんがプログラムを始めるきっかけになるなど、未来に役立つことになると思います」
2022年12月17日(土) 子ども向けプログラミング教室・ミラプロ様ご協力のワークショップ!
子ども向けプログラミング教室・ミラプロ新潟西校 学校長の東條英明先生にご協力をいただき、KAISHI LABの世界を体験できるワークショップを開催しました。参加者の皆さんにはIoTや3D プリンターなど、複数のブースに分かれ、興味のある分野を選んで、実際に最先端の機材や制作物に触れて、KAISHI LABを体験していただきました。
IoTのブースでは、情報学部・教授の磯⻄先生が基本的な知識、情報学部でのIoTの学びや、実際に授業でも使われている、温度・湿度をデジタルで測定できるデバイスをクラウドに接続し、実演しながらその仕組みを紹介しまし た。
3Dプリンターのブースでは、参加者の皆さんがモデリングしたデータを、3Dプリンターで出力しました。データの作り方や、プリンターの使い分け方など、作品を観察しながら、3Dプリンターの可能性を探る時間となりました。
東條先生は、「頭の中で思っていることをそのままにするのではなく、実際に行って体験してみることが大切。自分の世界を広げてから、 将来自分のやりたいことや進路を決めてほしい。 今日やったことは、ものづくりのほんの一部。新しい情報をどんどん吸収して、ぜひ自分の世界を広げていってください」
と、積極的にアクションを起こして多くのことを知り、将来の選択肢を増やしていって欲しいという願いの言葉とともに、ワークショップは終了となりました。
ワークショップ後、東條先生にお話しをうかがいました。
『私たちが開講しているプログラミング教室は、子どもたちがつくりたいもの、やりたいことを形にするために行われています。普段の教室だけでは得られない新しい知識や経験を得て、将来に生かしてもらいたいです。また、保護者の皆さんも一緒に参加してもらえることも大切だと思っています。子どもたちがやっていることが、社会に関わる学びであることを知ってもらいたい。そして、何よりも子どもたちの「やりたい」という気持ち、潜在的な力を見抜き、より多くのチャンスを与えてもらえたら何よりです』
東條先生、ありがとうございました。
今後もKAISHI LABではワークショップを開催予定です。
ぜひご参加をお待ちしております。