<開志のまなび>事業創造学部1年次「現代社会学」にて、環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境汚染対策室 課長補佐 山田克之様にゲスト講義を行っていただきました

2024年1月22日(月)、事業創造学部1年次の選択科目「現代社会学」(担当:土岐智賀子先生)にて、環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境汚染対策室 課長補佐 山田克之様にゲスト講師としてお越しいただき、「環境問題と国・自治体の取組」についてお話いただきました。

講義では、まず近代化の流れの中で、特に1960代以降に顕在化した公害(新潟水俣病を含む四大公害:水質汚染や大気汚染)などの様子と、それに対して国や自治体はどのように役割を分担し、取り組んできたかについて、写真や統計データを示しつつ解説がありました。

その中で、課題を克服するために環境をどうデザインするかという考えのもとに国で法令が作られ、自治体がそれぞれの地域の現状に即した条例を策定し、対策が講じられた結果、その効果として実際に公害が軽減された事例が紹介されました。

また、事業創造学部の学生たちが社会に出て何かしらの事業をする際には、それぞれの分野の法令や条例、制度を検討しながら事業化していく必要性があることを教えていただきました。

さらに、今後ますます重要な課題となっていることとして、地球温暖化・海洋汚染(プラスチックごみ)・生物多様性の危機が挙げられ、それらの課題の広がりと、問題となる要因のグローバル化という現状に対して、解決のための新たな仕組みづくりや工夫が求められているというお話がありました。

 

「環境問題」という大きなテーマだったためか、授業冒頭では、内容を理解できるだろうか…と若干不安そうな様子の学生も見受けられましたが、学生との質疑応答を交えながらの講義で、終盤には学生からの質問も飛び交っていました。

 

受講した学生の感想をご紹介します。

「分かりやすく、またさまざまな観点から環境について講義していただきありがとうございました。環境問題は非常に深刻かつ大きな問題であることは頭では理解していましたが、いずれどうにかなると他人事でいました。しかし今日詳しく講義してもらったことにより、深刻なことを改めて理解でき自分でも意識し活動できることをしていかなければいけないと思いました」

「環境問題を少しでも緩和できるように、自分たち一人一人がゴミの分別などの簡単なことをする必要があるし、周りに知ってもらうために今日の講演を(他者へ)話して、もっと知ってもらいたいと感じました」

 

山田様、ありがとうございました。
こうした講義の様子は、引き続きHPやSNS等でご紹介していきます。

 

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