<開志のまなび>事業創造学部3年次「企業内実習Ⅲ」/合同会社アレコレ編<商店街をガチャで盛り上げる!>
事業創造学部の3年次に実施する長期企業内実習科目「企業内実習Ⅲ」。今年度は企業17社ご協力のもと、約4カ月にわたって行われました。
今回のレポートでは、「合同会社アレコレ」での実習の様子をご紹介します。
合同会社アレコレは、新潟市の上古町商店街にある雑貨店「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」の運営、雑貨やお土産品を中心としたデザイン・制作・販売を中心に、地域活性の担い手として、新潟以外の地方都市でも物産を開発するなど、活動の場を拡げている企業です。
同社での実習に参加したのは事業創造学部3年生の4名で、チーム名は「ReCreate04(リクリエイトフォー)」。
「上古町商店街に訪れる人を増やし、商店街を維持する」といった課題の解決に向けて、上古町商店街を盛り上げるため、学生ならではの視点でアイデアを提案しました。
商店街を利用する近隣の学生や若者をターゲットに、チームで考えた施策は「ガチャフル」。
上古町商店街の店舗看板を使用し、合同会社アレコレがデザインした13種類のオリジナルステッカーが入ったガチャガチャを制作。1回200円でガチャガチャを回すと、ランダムで店舗別の割引券などの“当たり”が入っているという仕組みです。
また、ガチャの売り上げの一部は、上古町商店街の活性化のために役立てられます。
さらに、学生が店舗のInstagramでガチャフルについて発信。SNSを活用したプロモーションがメディア取材にもつながり、2022年12月21日の新潟日報、2023年1月12日の毎日新聞(地方版)で、実習の様子が掲載されました。
▲新潟日報様の取材を受ける学生たち。ガチャガチャは「hickory03travelers」前、複合施設「上古町の百年長屋 SAN」内の2か所に設置しました。
▲実習に参加した事業創造学部3年生4名。写真左から、風間美織さん、関優介さん、高橋建輔さん、松本瑚ヶ南さん。
実習を終え、参加した学生にお話を聞きました。
■事業創造学部3年 風間美織さん
——実習での取り組みを終えた感想を教えてください。
「商店街にお店を構える方々にご協力いただきながら企画を進められたことで、より『上古町地域の活性化』という目標に沿い、地域の方も巻き込んだ事業にできたと感じました」
——大学生活で最後の企業内実習となりましたが、身についたと思うことは何ですか?
「企画の構想を練る途中で予想されたり、完成した企画を進める上で起きたりした問題を解決するために、物事を一面ではなく多面的に見る力や、アイディアの出し方です」
——今後、チャレンジしてみたいことはありますか?
「実習を通して、自分で考えた商品で地域の方などに喜んでもらう経験ができて嬉しかったです。今後もさまざまな人に『こんなものが欲しかった!』と思ってもらえるような、商品開発ができる仕事に携わっていきたいと思っています」
実習にご協力いただいた合同会社アレコレ様、ありがとうございました。
企業内実習の様子は、引き続きHPなどでご紹介していきます。