学長メッセージ
人生100年時代を生き抜く力
人生100年時代、若者は50年以上職業人として生き抜かなければなりません。そのとき頼りになるものは、何でしょうか。
中学、高校の学習指導要領は「生きる力」を養成するため、グループ学習や探求型学習などで思考力、判断力、表現力を鍛えることを奨めています。大学受験に記述式を導入してその取組みを加速する政府の方針は、採点の公平性に課題があるという理由で頓挫しました。暗記力に強く、多くの科目に平均的に成績が良い生徒に有利なマークシート方式の試験が続いています。大学でも大講堂で教授が一方的に知識と理論を伝える授業が主流です。
しかし、即座に検索できるデジタル時代に知識の量は大きな意味を持ちません。DX、GXが進み、環境が激変する社会は、知識の量よりもその応用力、答えのない課題に取り組む意欲と力を持った人材を求めています。
本学と既存の大学との違いは、40人以下の少人数クラス、教員の半数が産業界出身の実務家教員であること、そして4年間で600時間を超える臨地実務実習です。大学で学んだ理論、知識と技術を企業の現場で実践します。通用すれば自信を持ち、足りないことを自覚すれば更に勉学に取り組む。それを繰り返すことで学生の能力は大きく伸びます。
臨地実務実習報告会で格段に成長した学生の言動に感激します。実習先企業からは、是非学生を採用したいという声が多く寄せられています。本学の教育手法は、社会が期待する人材を育成する上で極めて効果の高いものです。
その成果のひとつは、大学発ベンチャーを輩出していることです。学生が仲間と設立した会社が3社。事務所は大学構内にあり、厳しい審査を突破してファンドから出資を受け、政府系金融機関、地元有力銀行から融資を取り付けています。
特定の分野に強い関心がある、新規事業・情報通信・アニメ・マンガなどのプロフェッショナルになりたい、大学で何を学ぶか明確な意欲がある、そのような学生を受け入れ、実践的な教育で高度な人材に育て上げる。学生諸君は、人生100年時代を豊かに生き抜く力を身につける。
開志専門職大学はそういう理念と方針で創設された新しい大学です。
-
開志専門職大学 学長北畑隆生KITABATA Takao
-
東京大学法学部卒業。元経済産業事務次官。元三田学園中学校・高等学校校長。専門職大学コンソーシアム初代会長。公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)特別顧問、百年経営の会会長。
建学の精神
-
- 自学
- 自ら課題を設定し、自ら学び考えて、それを解決する人間となる。
-
- 挑戦
- 指示待ち人間ではなく、自ら前に踏み出す勇気のある人間となる。
-
- 創造
- 独創性を発揮して、大小を問わず新しい価値を創造する人材となる。
-
- 貢献
- 地域、日本、世界で活躍し、社会の発展に貢献する人間となる。
“プロを育てる”開志の学び
-
- 目指す業界の専門性を
高めるカリキュラム - カリキュラム全体の半数を占める「職業専門科目」を1年次から学習。目指す業界で求められる知識・技術を段階的に習得していきます。
- 目指す業界の専門性を
-
- 人数制による実践的な
指導・サポート - 1クラス40人の少人数制で、教員との距離が近い環境が特長。学習支援センターによる資格取得講座や日々の講義に関連する指導も行います。
- 人数制による実践的な
-
- 在学中600時間以上の
企業内実習 - 講義で学んだ知識が、ビジネスの現場でどのように役立つのか体感できる企業内実習(臨地実務実習)を、長期にわたって実施します。
- 在学中600時間以上の
成長分野で求められる
専門知識・技能を備えた
プロフェッショナル人材を
育成します。