【開志の学び】【アニメ・マンガ学部】「プロが語るアニメ制作の核心と舞台裏!許樹人氏による特別講義が開催されました」
12月2日(月)アニメ・マンガ学部2年次科目「企画制作技術演習」にて、NBCUniversal Entertainment Japan アニメ・音楽制作本部部長 許樹人氏の特別講義を開催しました。
許樹人氏プロフィール
NBCUniversal Entertainment Japan アニメ・音楽制作本部部長。ロンドンフィルムスクールで修士号を取得後、FOX、NETFLIX、AMAZON、Bilibiliなど外資系メディア・IT企業で20年以上にわたりコンテンツ制作・調達分野のキャリアを積む。ストリーミング業界における豊富な経験と知見を活かし、現在はNBCUniversal Entertainment Japanのアニメ制作部門責任者として、ビジネス開発、マーケティング戦略、制作管理を統括。「ゴール デンカムイ」「天国大魔境」「ゆびさきと恋々」「夜桜さんちの大作戦」等、企画やエグゼクティブプロデューサーとして数多くの作品に携わっている。
アニメ・マンガ学部の授業「企画制作技術演習」では、映画制作の基本技術として、撮影、美術(衣装やセットなどを含む)、録音、編集の4つを学びます。さらに、脚本分析や制作手順の理解を深めながら、班ごとに演習を行う実践的な内容です。基本技術を習得した学生たちは、その後の集中演習「物語芸術workshopⅡ(実写映画制作)」で本格的な作品制作に取り組みます。
今回は特別講師として、業界で活躍する許樹人氏を招き、アニメ制作の仕組みや製作委員会方式の仕組み、プロデューサーの役割について講義を行いました。また、学生が提出したアニメ企画書の講評を行い、アニメ業界などへの就職を目指す学生たちにとって、現場の知識を学ぶ貴重な機会となりました。
参加した学生からのコメント
■伊藤蒼太さん(アニメ・マンガ学部2年)
「今回の講義を通じて、企画を通すために必要な要素やコツを理解することができました。特に、資金調達や企画の完成度が作品制作でどれほど重要かを学び、プロデューサーの視点から制作の難しさと重要性を実感しました。この学びを今後のキャリア形成に活かしていきたいです。」
■石山桃花さん(アニメ・マンガ学部2年)
「講義を通じて、製作委員会方式によるリスク分散のメリットと課題を学びました。以前はクリエイター目線で作品を見ていましたが、今回の講義でビジネス観点から業界を理解する重要性を知りました。今後の課題や制作活動では、収益確保や納期など、仕事としての視点を意識して取り組みたいです。」
本授業では、ただ技術を学ぶだけでなく、試行錯誤を通じて課題を解決する力や柔軟性を育むことを目指しています。このような経験を積み重ね、学生たちが未来のアニメ業界を担う人材として成長していくことを期待しています。