「現代産業論」講義レポート 第8回:情報通信産業/元総務事務次官・本学客員教授 鈴木茂樹様
「現代産業論」は、事業創造学部1年次必修科目、情報学部1年次選択科目として設置された基礎科目です。金融、自動車、食品、小売等、さまざまな産業界の第一線で活躍するゲスト講師の皆様に来学いただき、特別講義を行っています。
※受講対象者…事業創造学部 1 年⽣(必修)、情報学部1 年⽣以上(選択)ほか、過去受講生、アニメ・マンガ学部も聴講可能です。
6月6日(木)に行われた第8回は、スマホやPCを毎日使用している学生たちにとって、切っても切り離せない「情報通信産業」をテーマに、元総務事務次官・本学客員教授の鈴木茂樹様にご登壇いただきました。
当日の講義の様子をご紹介します。
まずは情報通信の特性を知るため、国民生活や経済活動に不可欠なインフラ、サービスであることを解説いただきました。日本の通信手段はほとんど国営で運用され、第二次世界大戦以後、急速に進歩!民営化、自由化、競争促進によって、情報通信の産業化が進んできた歴史があります。鈴木様のお話を通して、憲法や法律の観点からも、日本の情報通信事業の基本的な枠組みを理解することができました。
後半は、市場や通信サービスの発展、通信の自由化、通信インフラの進化、IOWN構想など、具体的なキーワードと数字を提示しながら、分かりやすく解説いただきました。
なかでも驚いたのが、無線ネットワーク技術の進歩。その進化はすさまじく、最大通信速度は40年間で約100万倍になっているそうです!
学生からは「日本が情報通信事業で世界をリードするのに必要なことは?」や「ブロックチェーンのシステムで悪意をもったユーザーを発見するには?」など、情報通信にまつわる興味深い質問が上がりました。
鈴木様、ありがとうございました。
年間を通してさまざまな業界からゲスト講師をお招きして実施する「現代産業論」。
講義の様子は、今後もHPやSNSでご紹介していきます。