「現代産業論」講義レポート 第3回:旅行産業/株式会社JTB 元取締役 北村 嵩様

「現代産業論」は、事業創造学部1年次必修科目、情報学部1年次選択科目として設置された基礎科目です。金融、自動車、食品、小売等、さまざまな産業界の第一線で活躍するゲスト講師の皆様に来学いただき、特別講義を行っています。
※受講対象者…事業創造学部 1 年⽣(必修)、情報学部1 年⽣以上(選択)ほか、過去受講生、アニメ・マンガ学部も聴講可能です。

4月25日(木)に行われた第3回のテーマは、コロナが落ち着き、ますます盛り上がりを見せている旅行産業です!
講師として株式会社JTB 元取締役・北村様にお越しいただき、大きく旅行産業の特徴、現状と課題、出張などのビジネスの旅行であるBTS(ビジネストラベルソリューションズ)についてご講演いただきました。
当日の講義の様子をご紹介します。



まずは、「旅行」という商品の特長について教えていただきました。旅行は無形の商材であること、商品が売れなければ時間とともになくなっていく消失生を持っていること、ホテルなどはハコモノで数に限りがあり、価格が流動的であること……。旅行産業に興味のある学生は知っておくべき、数多くの特徴を学びました。

さらに旅行産業は、ITの進化に伴い、時代とともにビジネスモデルが大きく変化してきた産業!航空規制や旅行会社を通さない直接予約の増加など、さまざまな環境の変化に応じて進化してきました。
JTBのビジネストラベル領域は、まさに北村様がリードして創り上げてきた領域とのこと。企業の出張時の手間を一手に引き受け、企業の出張にかかるコストを削減し、ビジネストラベルの価値を生み出してきたそう。
最近の話題で例えると、JTBとMLBがパートナーシップを結んで、スポーツ領域に力を入れる等、何かに特化する形で環境の変化に対応し、新たな価値を生み出しているとのお話がありました。

旅行時の手間を引き受けて企業に価値を提供したり、ホールセラーだからこそできる取り組みを活かしたり、地域に密着して新しい価値を生み出したり……等、旅行産業の現状や課題、魅力が分かる講演でした。

北村様、ありがとうございました。

 


 

年間を通してさまざまな業界からゲスト講師をお招きして実施する「現代産業論」。
講義の様子は、今後もHPやSNSでご紹介していきます。

 

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