【2025年度 情報学部3年生 第1期】IoT実習が終了しました。

情報学部第3学年第1期講義の「IoT実習」が本年度も終了いたしました。
本講義ではKAISHI LAB全体を利用し、IoTシステムを開発しており、昨年までに引き続き、磯西教授が講義を担当されました。
また本年度は、清水助教を始めSA(StudentAssistant)として情報学部4年生・大竹 啓之さん、佐藤 有彩さん、長田 健慈さんの4名がサポートに入ってくださいました。
本年度の履修人数は12名と、例年よりも少ない人数での開講でしたが、本年度の3年生は黙々と真剣に制作に取り組んでいた印象です。
講義の前半は、IoTシステム開発の準備を行う個人実習、後半にPBL(Project Based Learning)を行うグループ実習を行いました。
本年度は2グループ6名ずつに分かれました、グループが少ない分、1グループ6名と、多い人数で実習に取り組むことができました。


全30回の講義を実施し、最終講義日はこちらも例年通り、成果物でデモを行いながらポスターセッションを実施しました。

グループA「Rank Walker」は歩数を自動計測するIoTシステムと、ウォーキング状況を記録するアプリを作成しました。
デバイスを装着することで装着者の歩行状況を記録します。生成AI(ChatGPT)を利用したシステムで、アプリ上で歩行や健康に関するアドバイスを受けることもできる仕様になっておりました。
本ラボの3Dプリンタや既製品のベルトをうまく利用し、デバイスと融合されていたのが印象的でした。

グループB「せんた君」は洗濯機を利用するIoTシステムを開発しました。洗濯終了後の洗濯物の干し忘れを通知するもので、洗濯機本体・物干し竿にデバイスを装着することで、「洗濯機の中に洗濯物が残っている」、「物干し竿に洗濯物がかかっていない」ことを検知し、LINEで通知をする仕組みとなっています。
チームメンバーによると、まだまだ改善点があったとのことでしたが、発表を聞く限りでは十分に活用できるものだったように感じました。
昨年、一昨年、毎年発表を参観しておりますが、同じ授業から毎年被ることなく様々なアイデアが出ており、さすがだなと感じます。これが製品化したら買いたいな、と思う成果物もたくさんありました。
人数が少ない中の実習でしたが、どちらの班も大変素晴らしい発表でした。


