セキュリティ・ミニキャンプ in 新潟 2023 参加者インタビュー
9月9日(土)開志専門職大学米山キャンパスにて、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が主催する「セキュリティ・ミニキャンプ in 新潟 2023」が開催されました。
このイベントは、次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため、産業界、教育界を結集した講師による「セキュリティ・キャンプ」を実施し、それを全国的に普及、拡大していくことを目的としています。
今回、サイバーボランティアでもある出席者の須田伊織さんに、当日の様子をインタビューしました。
Q.本日はセキュリティミニキャンプにご参加いただきありがとうございました。
まずは本日のイベントの感想をお聞かせください。
A.今回参加してみて特に感じたのは、「身近なところにも脅威が隠れている」ということでした。
聴講した内容の中には、大学の講義で学んだことに関連する内容もあり、セキュリティの意識を高く持つことと、知識を持つことの重要性を感じました。
Q.講座の中で特に印象に残っているお話をお聞かせください。
A.チャットGPTについてのお話が印象深かったです。
———使用したことはありますか?
あります。学校の講義で分からないことがあった時に活用することが多いです。ただ、今回の講座でお話が合ったように、誤情報が混ざっていることも多いので、ファクトチェックはしっかり行っています。
———誤情報が混ざっていることもあるのですね。例えばどんなものですか?
プログラミングのコードなどはよくあります。(チャットGPTが教えてくれたものを)そのままコピペしてもエラーで動かないことはしょっちゅうです。
今までは、いつになったら正確なものになるのかな?と思っていたのですが、今回の講座で、チャットGPTはインターネットに散らばっている様々な情報から回答を作成しているという事を教えていただいて納得しました。
例えば、簡単な情報だと、編集しやすいのでネットの記事にする人が多い(=正確な解答が得られる)のですがレベルが高いものになってくるとネットには情報が少ない(=記事を書く人が少ない)のでチャットGPTの回答が不正確になってしまうのでエンジニアにとっては優しくないなあと思います。
Q.今回のお話の中で、今後実際に使ってみたい、活かしてみたいことなどがあれば教えてください。
A.「ホワイトハッカー」の話(朝日新聞編集委員・須藤様のホワイトハッカー「Cheena」のお話)は、大学の講義の中にも通ずるところがありました。
実は大学の講義の中でも、「こういうコードを書くと、情報って抜き取れてしまいます。」というお話がたまにあります。でもそれは当然、悪用するために教えていただいているのではなく、そこからシステムの脆弱性をみつけてシステムの開発に活かしましょう、ということなので、今回のホワイトハッカーの話は、元々ブラックハッカーの人がホワイトハッカーに更生し、今は自身の技術を生かして社会復帰をされている、という話だったので、普段の講義で教えていただいていることと重なり、とても参考になりました。
Q.ありがとうございました。今後もセキュリティに関する活動を応援しています。
A.ありがとうございます!頑張ります!
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セキュリティ・ミニキャンプ in 新潟 2023