事業創造学部 / 事業創造学科

臨地実務実習(企業内実習)

企業内実習Ⅰ

科目名:企業内実習Ⅰ
配当年次:1 年③④
単位数(時間数):2単位(60時間)
実施期間:10月上旬~2月中旬(週1日 8 週間実施)

●科目の概要
ビジネス現場における他者との相互理解や円滑に仕事を進めるうえで信頼関係を築くことの重要性について、実際の企業現場で業務を体験することで理解し、企業活動における報告・連絡・相談の必要性や社会人としての身だしなみ・マナーについてもその能力と態度を身に付ける。実習先企業の事業内容が地域社会に果たす役割や企業人としての責任の自覚や他者と協調・協働して行動することの大切さを理解し、企業活動について考察する態度を身に付ける。

●実習到達目標

①知識・理解

  • • 実習先企業の企業組織の持つ特徴を理解している。
  • • 実習先の企業の経営理念を踏まえ、社会的な役割、使命を説明できる。
  • • 実習先の企業の各部署の役割、仕事内容を説明できる。
  • • 実習先の企業の事業の概要、顧客価値について説明できる。

②技能

  • • 状況に応じて適切な敬語の使い分けをすることができる。
  • • パソコンを活用し、簡単なビジネス文章を作成できる。
  • • 周囲の状況を踏まえた発言・行動をとることができる。
  • • 説明する相手に対して、「何を」「どこまで説明するのか」や発表する時間と内容バランス、重要なことを踏まえた発言・行動を実践できる。

③志向・態度

  • • 法令や職場のルール、慣行などを順守している。
  • • 出勤時間、約束時間などの定刻前に到着する等、不測の事態に備えた行動を意識している。
  • • 社会人として求められる能力と自身を把握し、分析し、その状況を認識しようとしている。
  • • 相手に興味・関心を強く持ち、相手の心理を読み取ろうとしている。
  • • 聞き方のポイント押さえ、また、分かりやすく話そうとしている。

新規商品開発・販売実習Ⅰ

科目名:新規商品開発・販売実習Ⅰ
配当年次:2 年①②
単位数(時間数):5単位(150時間)
指導期間:4月上旬~8月上旬(週 2 日 15 週間)

●科目の概要
実習先企業の商品やサービスの販売体験を行い、そこから見えてくる課題を抽出し、自社の商品やサービスについて、新しいマーケットやターゲットを選定するための手法、そのターゲットに対するアプローチの手法、その成果を分析する手法等の新規商品開発及び販売計画の策定について、実際の企業現場で企画部署や経営管理者とのミーティングにより考察を重ね、グループワークにて他者と協働し新規企画を立案し、実習先企業へのプレゼンテーションを体験することで、新たなモノやサービスを創り出す創造力と実践的な態度を身に付ける。

●実習到達目標

①知識・理解

  • • 市場環境の情報収集や分析手法(市場の成長性・トレンド・ニーズ) を理解し、説明できる。
  • • マーケティングコンセプト(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)について理解し、説明できる。
  • • 商品アイデア(商品コンセプト)と経営資源(生産・技術・供給・流通等)との関係性について理解し、説明できる。
  • • 新規商品開発に必要なしくみや用語を理解し、説明できる。

②技能

  • • 新規商品開発・販売計画について、基本的なマーケティングの理論を踏まえた計画の概要を策定することができる。
  • • 策定した計画の概要を聞き手にわかりやすく、また、重要となるポイントを明確かつ正確に伝えることができる。
  • • 実行した成果に対して客観的に評価・分析し、課題を抽出することができる。

③志向・態度

  • • 市場の変化、動向に幅広い関心を持ち、高いチャレンジ精神を持とうとしている。
  • • 新しい商品開発・販売に関しての必要性を認識し、情熱をもって取り組もうとしている。
  • • 策定した計画の実行について、根気強い努力を継続しようとしている。

企業内実習Ⅱ

科目名:企業内実習Ⅱ
配当年次:2年③④
単位数(時間数):4単位(120時間)
指導期間:10月上旬~2月中旬(週1日15週間)

●科目の概要
実習先企業の市場における企業価値や業界でのポジショニングを認識し、企業経営者のリーダーシップ、経営目標の設定や行動計画の策定、経営判断の考え方、経営課題への取り組み方などを実際の業務や経営管理者とのミ-ティングを通して考察することにより、経営課題を踏まえた目標設定や行動計画を策定し、実習先企業へのプレゼンテーションを体験することで、地域産業の振興や活性化を推進するための創造的な能力と実践的な態度を身に付けるとともに経営者マインドを醸成する。

●実習到達目標

①知識・理解

  • • 実習先企業の業態(商品の売り方・サービスの提供方法など)を理解している。
  • • 実習先企業の企業経営者のリーダーシップの取り方における重要となる要素(思考力、行動力、人間力、折衝力)を理解している。
  • • 実習先企業の経営課題を設定するまでに検討が必要な要素、過程を理解している。
  • • 実習先企業の経営目標の設定、経営戦略、アクションプランを策定するまでの過程を理解している。

②技能

  • • 経営課題を踏まえた目標設定とその課題を克服するためのプランを策定する。
  • • 誰に対して、どこまで説明するのか、発表する時間と内容バランス、大切なことと削除して良い事を区分できるかなどを実践できる。
  • • 経営のあるべき姿の視点から事業の成長や利益の確保に向けた改善案を提案できる。
  • • 顧客の視点から消費者や取引先にとっての魅力や評価の向上を理解し、改善案を提案できる。
  • • 業務プロセスの視点から社内オペレーションや営業などにおける改善案を提案できる。

③志向・態度

  • • 仕事を効率的に進められるように、作業の工夫や改善に取り組んでいる。
  • • 必要性に気づいたら、人に指摘される前に行動に移している。
  • • より良いアイデアを追求し、周囲に意見を述べている。
  • • 相手の心情を配慮し、適切な態度や言葉遣い、姿勢で依頼や折衝をしている。
  • • 相手に興味・関心を強く持ち、相手の心理を読み取ろうとしている。
  • • 聞き方のポイントを押さえ、また、分かりやすく話そうとしている。

新規商品開発・販売実習Ⅱ

科目名:新規商品開発・販売実習Ⅱ
配当年次:3年①②
単位数(時間数):5単位(150時間)
指導期間:4月上旬~8月上旬(週 2 日15週間)

●科目の概要
実習先企業の商品やサービスの販売体験やニーズヒアリングを行い、様々な調査や分析を行い、新商品や新サービスの開発を提案する。さらに、ここまでに身に付けた経営、会計、マーケティングの知識を総合し、実際の販売ベースに乗せる商品化されるまでの販売計画を立案し、実習先企業へのプレゼンテーションを体験することで、新たな事業の創造と発展を担うための実践的かつ応用的な能力を身に付ける。

●実習到達目標

①知識・理解

  • • 市場環境の情報収集・分析手法(市場の成長性・トレンド・ニーズ) を理解し、説明できる。
  • • マーケティングコンセプト(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)について理解し、説明できる。
  • • 商品アイデア(商品コンセプト)と経営資源(生産・技術・供給・流通等)との関係性について理解し、説明できる。
  • • 新規商品の開発に必要な流れ・行程を理解し、説明できる。
  • • 新規商品を販売するために必要となるしくみを理解し、説明できる。

②技能

  • • 新規商品開発・販売計画について、基本的なマーケティングの理論と基本的な会計の理論を踏まえた一貫性のある販売計画を策定することができる。
  • • 策定した計画を聞き手にわかりやすく、また、重要となるポイントを明確かつ正確に伝えることができる。
  • • 実行した成果に対して客観的に評価・分析し、課題を抽出したうえで、その課題に対する対策案を立てることができる。

③志向・態度

  • • 市場の変化、動向に幅広い関心を持ち、高いチャレンジ精神を持とうとしている。
  • • 新しい商品開発・販売に関しての必要性を認識し、情熱をもって取り組もうとしている。
  • • 策定した計画の実行について、根気強い努力を継続しようとしている。

企業内実習Ⅲ

科目名:企業内実習Ⅲ
配当年次:3年③④
単位数(時間数):6単位(180時間)
実施期間:10月上旬~2月中旬(週 2 日15週間)

●科目の概要
実習先企業の事業内容、社会的役割を理解し、業務現場の見学やヒアリング、実際の業務体験を通して自社の事業状況、自社の強みや弱みを把握し、業界事情の分析、市場の分析、競合他社の分析、社会環境の分析を踏まえて、実習先企業の抱える課題を認識し、課題の解決のための方策を考察する。この際、課題抽出のため、ここまでに学んだ経営戦略や経営組織の理解、トップマネジメントの理解、会計・財務に関する理論を総合的に活用し、課題解決策を企画提案書としてまとめ、実習先企業へのプレゼンテーションを体験することで、地域産業の振興や活性化を推進するための創造的な能力と実践的な態度を身に付ける。

●実習到達目標

①知識・理解

  • • 実習先企業の経営活動及び、経営戦略・方針や経営組織の役割を理解している。
  • • トップマネジメントに必要となる経営管理に必要な知識を理解している。
  • • 会計・財務に関する基本的な理論を理解している。

②技能

  • • 実習先の経営課題を論理的な思考に基づき、抽出したうえで、経営戦略を踏まえた目標設定とその課題解決に向けた方策を策定することができる。
  • • 企業内実習Ⅰ・Ⅱ、新規商品開発・販売実習Ⅰ・Ⅱにて修得した技能を応用し、実践することができる。
  • • 実習先企業の経営課題を踏まえて、経営戦略や経営組織の理解、トップマネジメントの理解、会計・財務に関する理論を総合的に活用して課題解決策を提案書にまとめることができる。
  • • 実習先企業の経営課題とその対策について、わかりやすくプレゼンテーションすることができる。

③志向・態度

  • • 指示された目的・目標に向かって、諦めずに最後まで努力しようとしている。
  • • 企業人として求められる能力を意識しながら、自己の改善を試みようとしている。
  • • 変化する社会の動向に広く関心をもち、変化に対応する力・行動・考え方を意識しながら、柔軟に対応しようと心掛けている。
  • • 価値観の異なる他者と協働し、互いに貢献し合いながらチームとして成果を生み出すことの意義を理解し、実践しようとしている。