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スポーツの魅力、素晴らしさを子ども達に教える。 菅野文宣氏

オールアルビレックスは幼児から高齢者までの全世代を対象とするスポーツクラブ事業、マンツーマン指導の体育・スポーツ家庭教師、卓球・スノーボードのクラブの運営などを行っています。代表の菅野文宣さんに学生時代のお話や、起業に至るまでの経緯を伺いました。 また、開志専門職大学で学生たちにどのようなことを伝えたいのか、高校生のうちにやっておくべきこともお聞きしました。
広告代理店勤務から「スポーツで起業」へ

開志専門職大学

菅野さんのお仕事について教えてください。

菅野文宣

オールアルビレックス・スポーツクラブと呼ばれるクラブ名なんですが、主に2歳から小学生を対象としたスポーツクラブの運営をしております。

開志専門職大学

それまではどのようなお仕事をされていたのですか。

菅野文宣

大学を卒業してから広告代理店で4年間、社会人としての修業を積んでいました。

開志専門職大学

広告代理店からなぜ?

菅野文宣

もともと大学生の頃から「起業したい」「スポーツで起業したい」という思いがあったので、そのあと新潟に来て起業しております。

開志専門職大学

お仕事の魅力はどんなところですか?

菅野文宣

我々の仕事は、スポーツを子どもたちに教えるといった仕事です。下は2歳からになりますので、おそらく子どもたちが一番最初に出会うであろうスポーツの現場なんですね。

菅野文宣

なので、我々の使命といったものはものすごく大きくて、我々の取り組み方次第、教え方次第で、子どもがスポーツを好きになるか嫌いになるか、1つの分かれ目にもなってくる仕事だと思っています。

開志専門職大学

それは子供にとって大きな影響がありますね。

菅野文宣

そういった意味ではすごく魅力も感じますし、当然責任感の強い仕事だと思っています。

英語学習と起業に備えての勉強に熱中した学生時代

開志専門職大学

学生時代はどんな学生でしたか?

菅野文宣

大学生のときはイギリスとアメリカに留学をしていました。

開志専門職大学

2カ国もですか、すごいですね。

菅野文宣

最初は英語が全然できなかったので、とにかく英語の勉強は毎日、授業が終わった後、図書館にこもって勉強しておりました。

開志専門職大学

他にも熱中していた事はありましたか。

菅野文宣

スポーツで起業がしたいという思いがあったので、起業に向けて色んな方のお話を聞きに行く、講演会に参加する、社会人の方のご意見をお聞きするだとか、そういった人とかかわる、人に会いに行くといったことは、かなり学生の頃は意識していました。

少子高齢化の時代だからこそ子供たちにスポーツを

開志専門職大学

新潟の将来について考えていること、今後の展望について教えてください。

菅野文宣

現在、少子高齢化で子どもの数が、新潟に限らず全国で減ってきてしまっています。

開志専門職大学

大変な問題ですね。

菅野文宣

そういった中で我々が行うべきことというのは、子どもがまず初めに出会うであろうスポーツの先生、もしくはクラブ、といったところを意識しなければいけないかなと思っています。

開志専門職大学

子どもの第一印象はとても大切ですよね。

菅野文宣

はい。とにかくスポーツを好きになってもらう、そして最初に出会うであろうアルビレックスでもあると思いますので、アルビレックスを好きになってもらう。

開志専門職大学

アルビレックスは色々と展開していますから、理想的ですね。

菅野文宣

そうですね。アルビレックスですと、サッカーだけでなくバスケットボール、野球、陸上などさまざまなプロのチームがあります。

開志専門職大学

全国的にも有名ですよね。

菅野文宣

アルビレックスを好きになってもらうこと、そしてスポーツを好きになってもらうこと、そういった活動は続けていきたいなと思っております。

寝食を忘れて没頭できることを仕事にしよう

開志専門職大学

業界で求めている人材像とは?

菅野文宣

我々の仕事というのは、子どもたちにスポーツを教えるというのが主になってきますので、やはりスポーツ系の資格を持っているというのが1つ大前提になってくると思います。

開志専門職大学

資格の他に何かありますか。

菅野文宣

そして一番大切なことは、子どもと一緒の目線に立って、変な言い方をすれば「バカになれる」というか、そういった明るい人材はこの業界では必須だと思います。

開志専門職大学

学生のうちにやっておくべきこととはどんなことでしょうか?

菅野文宣

皆さんは大学を卒業して社会人になるわけなんですけれども、大学を卒業したからといってできることというのは恐らくほぼ何もないと考えてしまっても、極端な話いいのかなとは思っています。

開志専門職大学

確かにそうですね。

菅野文宣

なので、できることではなくて、何ができるのかといったところがすごく大切なんじゃないかと思います。皆さんも恐らく子どもの頃、もしくは今もそうかもしれませんが、寝食を忘れて何かに没頭する、熱中するといったことはあると思います。

開志専門職大学

誰もが必ず何かしら経験していると思います。

菅野文宣

そういったことを仕事として考えてみるというのは、一ついいんじゃないかなと思っています。なので、私からできるアドバイスとしては、自分が寝食を忘れてできることは何なのかな、といったことを深掘りして考えてみる、といったことが大切なんじゃないかなと思っています。

開志専門職大学

菅野さんの場合は何だったのですか?

菅野文宣

たとえば私はバスケットボールを小学校から大学まで続けていたんですけれども、もちろんバスケットボールの選手になりたかったというのは第一の目標としてはありましたが、今は選手ではなくて、こういったスポーツを教えるといった仕事をしております。

開志専門職大学

熱中したことが将来に繋がっていると。

菅野文宣

はい、必ずそういった結びつきというものはあると思っています。いろいろ道はつながってくると思っていますので、自分の熱中していることというのは何なのか、それを一度深掘りしてみるといった部分は、すごく大切なんじゃないかなと思っております。

開志専門職大学

開志専門職大学の学生に伝えたいことは何ですか?

菅野文宣

各業界のプロフェッショナルのお話を聞いて体験する、ということはすごく大切だと思います。ぜひ開志専門職大学でお待ちしています!

特別講師 菅野 文宣氏

埼玉県さいたま市出身。高校卒業後、アメリカ、ロンドンへの留学を経て、2007年に東京の広告代理店入社。2012年に退職し、新潟へ渡る。新潟医療福祉大学での勤務を経て、2013年、(一社)オールアルビレックスを設立。“子どもの笑顔から、家族の笑顔を創出する”ことを理念に、子ども達がさまざまな運動・スポーツを経験できる「オールアルビレックス・スポーツクラブ」を運営。

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